今回はペーパー歴15年の私が実技のロードテストで一発合格したポイントと、覚えるべき英語をお伝えします。
ペーパードライバーの私が1発合格のために準備したこと
TxDPS(Texas Department of Public Safety)で実技試験を受けないことにした私ですが、いくら試験官が優しいといわれているからといって、準備を怠るわけにはいきません。実技試験で注意すべきポイントをまとめました。
ロードテストの流れ
大まかにはこのような流れでした。
ほかのアメリカの都市ではスリーポイントターンの試験もあるようですが、テキサス州では試験内容には含まれていません。
注意するポイント
制限速度の厳守
制限速度を少しでもオーバーしていると減点されます。
また大きな通りで制限速度が例えば80キロくらいだった場合、
通りに入ったらスムーズに加速をして60キロ以上は出すようにしないと、
遅すぎても減点になります。
ウインカーは早めに出す
次の角を曲がる指示を出されたら、交差点手前ではなく早めにウインカーを出します。
左右の確認
わざとらしいくらい、左右とバックミラーの確認は助手席にいる相手にわかるように首を動かしてオーバーに確認します。左右確認を怠ったと思われるとこれも減点対象です。
一時停止はしっかり止まる
一時停止は基本的に3秒止まらなければなりません。
3秒止まって左右の確認をしっかりしてからスタートします。
バック走行
15マイル(約24キロ)でバックするように言われます。
遅すぎても減点です。
私は、目視とバックミラーを見ながらバックしましたが、ずっと目視のままバックしてもよいようです。ただし、その場合スピードメーターが見れないので注意が必要です。
これはどちらがいいのか議論になっているのですが、当日の試験官に出発前に質問しておくといいかもしれません。
縦列駐車
ゆっくりでも、何度切り替えしてもOKだそうですが、ポールにぶつけたり、縁石にのりあげると一発アウトでその場で試験終了になります。
駐車した後扉を開けて確認されますが、離れすぎていてもアウトです。
30センチ程度まで寄せるように意識しましょう。
縦列駐車を始める前に左右と後ろを目視して、駐車する側にウインカーを出します。
駐車したら、ギアをパーキングに入れます。
常に両手でハンドルを持つ
癖で片手になったり、停車中もハンドルから手を離さないようにしましょう。
曲がった後に入る車線に注意
2車線以上の場合は右折、左折の後に走る車線に注意しましょう。
例えば左折後に、次の角で右に曲がるとしても、最初から右の車線に入って走ってはいけません。左折後左の車線に入って走ってから、車線変更をして右の車線へ入ります。
走行コースによっては気を付けなければならいこと
赤信号での右折
アメリカは信号が赤でも、対向車線に車が来ていなければ、一旦停止してから右折が可能なため、そのルールを守らなければなりません。
右折してはいけない交差点もあり、信号に「NO TURN ON RED」と表示されている場合は右折できません。
ラウンドアバウトの交差点
信号のない交差点です。円形になっており周りを反時計回りに車が走り、進行方向に出て行きます。必ずラウンドアバウトの前は必ず停止します。
ラウンドアバウト内を走っている車が優先されます。
ラウンドアバウトに入る順番は到着した順です。
交差点に入ったら、2つ目を出てなどの支持がありますのでそれに従ってでます。
ALL WAY STOP
ラウンドアバウトににていますが、必ず停止、先着順に交差点を進みます。
スクールバスのルールの確認
走行コースにスクールバスゾーンが含まれているときは要注意です。
時間によって制限速度が変わる、バスを追い抜いてはいけないなど、細かなルールがあります。
踏切
一時停止の必要はなく、左右を確認してそのまま通り過ぎます。
覚えておくべき英単語
下記の単語を覚えておけば、路上実技試験も心配ありません。
実際の試験では、こちらが英語が得意でないとわかると、たいていの指示は単語で言ってくれると思いますので安心してください。
実技試験までにすること
①縦列駐車の練習
これはマストです。減点だけで済めばいいのですが、ポールにぶつけると試験が終了になってしまうので、うまくできるようになるまで、何度も練習しましょう。
バックモニターを使用してもいいよという試験官もいますが、最初からモニターに書類をおいて隠してしまう試験官もいるので、モニターを使わずにできるようにしておくといいと思います。
②バック走行の練習
普段バックで長くまっすぐ走ることは少ないと思うので念のため、練習しましょう。
③英語に慣れる
できれば同乗者に「Turn right」「Turn left」「Turn right at the next intersection」
など、声をかけてもらって、左右の感覚を身につけておきます。
上記の覚えておくべき単語が分かっていれば、たいていは聞き取れると思うので、とっさに言われたときに反応できるように練習しておきます。
④試験のと同じ予約時間ごろに一度行ってみる
時間によって車が多かったり、子供の帰宅時間と重なると渋滞や、スクールバスルールなどを考えないといけなくなるので、同じ時間帯の試験コースの様子を見ておくと安心です。
テキサス州のDPSが出している、ドライブテストのポイントが書かれた冊子は
こちらから見ることができます。
私の実技試験
最初に書いた順序としてはロードテストの流れの通りです。
最初のクラクションや、ウインカーの確認も、単純に「horn」とか「signal」といわれるので指示通りに行いました。
出発後気を付けていたことは、バックミラーと、左右の安全確認を意識したこと。スムーズな停車です。
また、車線変更も加速も、急激な動きにならないように意識しました。
縦列駐車はもちろん苦手で、2回やり直しました。バックモニターはできるだけ見ないようにしました。
停車してギアをパーキングに入れると、試験官がドアを開けて位置を確認して「OK!」と言ってくれました!
最後に合格といわれたときは本当にうれしかったです。
試験を受けたのなんて何年ぶりでしょうか。
以前駐在していた国は運転免許をとるのに実技試験なんてなかったので、こんなにも準備して、練習して、緊張したことがここ何年も生活になかったので、達成感でいっぱいでした。
これからアメリカで運転免許をとろうと思っている方の、お役に立つ情報になれば幸いです。
無事合格されることをお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。