
何気なく日々使っているiphone。色々な機能があるのは知っていたけれど、勝手に緊急通報していて、気がつかないまま放置していたら・・・。
iPhoneが勝手に緊急通報した?
我が家は車で出かけるときは、iPhoneでGoogleMAPをナビとして使用しています。
ちなみに車には下記のようなスタンドを利用しています。
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いつものようにスマホスタンドにiPhoneを挟んで走り出したとき、
「ピピピ」と聞きなれない音が。
画面を見ると
一瞬だけ「911」と表示され、切れました。
そうです。
日本でいう「110」「119」にあたる緊急通報の番号です。
アメリカでは、事件でも事故でも火事でも病気でも、
すべての通報は「911」です。
夫と「なんだろうね~?」といいながら
ネットで911が表示されることなんてあるのか調べるねと
呑気に検索していたら、
見たこともない番号から着信がありました。
アメリカでは、携帯に毎日のように知らない番号から、セールスや詐欺電話などがかかってくるので、基本的には登録番号以外はでないようにしているのですが、そのまま無視していたらいったん電話は切れました。
しかし3秒後に再び同じ番号から着信があったため、おそるおそるでてみると
「911です。何かありましたか?」
かけた覚えのない夫は
「いいえ、何もありません。今運転をしているので長く話せませないのですが。」と答えました。
すると
「あなたから、911に緊急通報がありました。何か問題はありませんか?もし大丈夫なら、あなたの名前と電話番号を言ってください。」
言われるがままに、名前と電話番号を告げて事なきを得ました。
なんとこちらが緊急通報をしていたとは!!
きっとボケるのもいい加減にしろよと思われていたことでしょう。
なぜiphoneが緊急通報したのか
今回の事態をふまえて調べてみたところ、iPhone8以降の機種は
サイドとボタンと音量調整ボタンを同時に押し続けると、
カウントダウンが始まり、通知音が鳴り、カウントダウンが終わるまでボタンを押し続けた場合、
自動的に緊急通報用電話番号にかかるという機能があることがわかりました。
でも、夫はボタンを押している様子はなかったのに?と思い考えてみると、車のスマホホルダーに取り付けたときに、たまたまボタンが両サイド押されていたのではないかということに思い当たりました。
以前ニュースの記事で、
「夜道を歩くときは、サイドボタンを素早く5回押せば緊急通報されるので、覚えておくと良いでしょう。」
というのを読んだことがありましたが、まさか、こんな手段もあったとは!
それにしても知らなかったとはいえ、あのまま折り返しの電話を無視したら、警察なのか消防なのかが出動してきてしまったかもしれません。
本当に申し訳ないことをしてしまいました。
誤って通報してしまったら
今回のうちのようにピピピと言う音があって
カウントダウンが始まってしまって緊急通報をしてしまっても、カウントダウンの段階ならキャンセルできます。
iPhone 8 以降では、サイドボタンと音量調節ボタンから指を放します。
iPhone 7 以前では、「停止」ボタンを押してから「通話を停止」をタップします。
緊急電話を間違えてかけてしまった場合は、電話を切ることができます。
しかし、おそらくこの時点で切れたはずの今回、確認の電話が入ったのはアメリカだからなのでしょうか。ある意味心強い機能です。
実際に緊急通報したら
電話が終わると、特にキャンセルするように選択しない限り、指定の緊急連絡先に iPhone の現在地を知らせるテキストメッセージが送信されます。
位置情報サービスがオフの場合は、一時的にオンになります。
所在地が変わると、緊急連絡先にそのつど最新の位置情報が送信され、約 10 分後に iPhone に通知が届きます。
本当に自分が犯罪に巻き込まれたりした際には、便利この上ない機能ですね。
誤作動を防ぐためには
このボタンによる緊急通報機能は、使えないように設定することが可能です。
設定から

緊急SOSを選びます。

サイドボタンで通報をオフにすれば完了です。
まとめ
この機能は日本でも同様の機能です。
緊急SOS 通報をしたい場合は
●サイドボタンと音量ボタンを長押しする
●サイドボタンを5回素早く押す
機種によってちがいがあるので確認して覚えておくといざというときに役立ちます。
誤作動を防ぐためには機能をOFFにするという手段があります。
その他にも緊急連絡先を登録するなど、便利な機能がありますので詳細を確認されたい場合はこちらのサイトが役に立ちます。
本当にありがたい便利な機能ですので、
我が家のような迷惑をかけるようなことがないよう皆さんに知っていただいて
正しく利用できるように広まってほしい機能です。
そんなの日本では常識ですよ~と思われたなら、本当に申し訳ありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。