ヒューストンといえば、NASAを思い浮かべませんか?いつか行ってみたいと思っていた宇宙センターに行ってきました。
- ヒューストンの宇宙センターとは
- 宇宙センターへの行き方
- 駐車場
- 料金
- 営業時間
- 服装と持ち物
- おすすめの見学方法
- トラムツアー
- スターシップギャラリー
- メインプラザ
- リビングスペース
- スペースセンターシアター
- ギャラリー
- お食事
- お土産
- ダウンロードしておくと便利なアプリ
- まとめ
ヒューストンの宇宙センターとは
ヒューストンの宇宙センターは、NASAの宇宙開発の重要拠点のひとつで、アメリカのの宇宙飛行士が実際に訓練を受けたり、宇宙開発事業の研究をおこなったりしているジョンソン宇宙センターの一部を一般公開している施設です。
アポロ11号計画で有名となった管制室などコントロール施設や、月面着陸を成し遂げた最大のロケット「サターンV」を見学できます。また、運が良ければ宇宙飛行士が実際訓練するのを見ることができるかもしれません。そして、本物の月の石や火星の石に触れたり、実物のボーイング747の飛行機の内部や、上に搭載されたインデペンデンス号のレプリカの内部に入ることができる貴重な体験が目白押しです。
宇宙センターへの行き方
駐車場
宇宙センターの駐車場が1日$5とホームページに表記がありますが
私が訪問した時は無料でした。
料金
※ヒューストン観光で他の施設も訪れる場合は、CityPassがおすすめ。
下記のサイトからCity Passを含むチケットが探せます。
※シティパスをご利用の際は、チケットブースに行く必要はないのでそのまま列に並びましょう。
営業時間
月曜~金曜 10時~17時
土曜・日曜 10時~18時
※下記ホームページで要確認
服装と持ち物
お水などは持ち込めますが、食べ物や大きな荷物は持ち込めませんのでご注意下さい。
室内は冷房がきいていますが、トラムツアーは外なので脱ぎ着しやすい服装がいいでしょう。また、現在はマスクを着用しないと入館できません。
おすすめの見学方法
宇宙センターを楽しむためには、少なくとも3時間、できれば半日はスケジュールをとっておくといいでしょう。
また、一番の人気アトラクションであるトラムツアーの参加を考えると、開園時間を目指して訪問することをお勧めします。トラムには朝一番で乗って、あとで他のエリアを散策して行くと効率的。トラムは午後はかなり混雑します。
トラムツアー
早速トラムツアーを目指しましょう。1番人気のアトラクションのトラムツアーは、ジョンソン宇宙センターの人気スポットに連れて行ってくれます。
トラムツアーは現在、予約が必要です。入園したらアプリかインフォメーションでお好みのツアーを予約します。赤丸をつけた場所がインフォメーションとトラム乗り場です。
ツアーは現在3種類ありますが、天候や日によって催行されるツアーが違います。
現在催行されているツアーは写真の通り
私の行った日はホワイトとブルーのみの催行でした。
(レッドツアーに記載のアポロ13の像はロケットパークの室内にあるのでブルーツアーでも見学できます。)
ブルーツアー
予約するとプレートに予約時間と名前を書いたプレートがもらえますので、時間になったらトラムの入口へ。
まず到着したのは9号館の宇宙飛行士訓練施設。
2階のガラス張りの見学通路から見学することができます。私が訪問したのは日曜日で実際の訓練の様子などは見られませんでした。
日本の「きぼう」もありました。説明にカッコがきで「HOPE」と書かれているのが良いですね!
ここではミッション中に発生する可能性のある緊急事態に備えるため、約200のトレーニングコースがあるそうです。まさにここで、日々宇宙に行くための研究や訓練が行われているのだと思うと感動しました。まさに映画の中の世界です。
ホワイトボードにメッセージが!
こういうところがおしゃれですねー。
次にトラムで向かったのはロケットパーク。
屋外にはアメリカの初の有人での宇宙飛行で使用された「リトル・ジョー2」と「レッドストーン・ロケット」の実物を見ることができます。
室内にはアポロ計画で使用した「サターンVロケット」が保管されています。先端がアポロ18号で使われるはずだった部分。サターンVは最も背が高く、重く、最も強力なロケットだそうです。
1967年から1973年にかけて飛行したこのロケットは、26人の宇宙飛行士を宇宙に打ち上げ、6回のミッションで月に人を着陸させました。
トラムは最後、
「インディペンデンス・プラザ」に
写真の下の飛行機は、スペースシャトルを輸送するために開発し利用していた本物の飛行機(ボーイング747)です。上部に乗っているのがスペースシャトルのレプリカです。
(こちらはツアーに参加しなくても見学可能です。スターシップギャラリーとつながっています。)
コックピットも本格的。
宇宙服や、トイレまで見学できます。
ホワイトツアー
アポロ13を見てからやってきた我が家は、やはりあのミッションコントロールセンターを見学したかったので、ホワイトツアーにも参加。
こちらでは、到着後色々な注意事項があり、大きな荷物と飲み物類は持ち込みを禁止だと言われた為、入館後1階で持っていた水などを捨てました。(調べられるわけではないので持ってる人もいると思いますけど日本人は真面目なので捨てましたww)
階段で4階くらい上がったところに管制室が!
ここにまさに映画通りの場所が。
ガイドさんが
「ここは、かつてエリザベス女王や多くのVIPが月との交信を見守った場所です。そうここに座れるということは、皆さんはまさにVIPであるということです」とアメリカンジョークから始まりました。
ビデオが流されしばらく座って見学します。かつてのアポロ計画には、相当な政治的圧力があったことも驚きでしたが、目の前の古めかしい機器、物理の計算式までアナログすぎて、これで月に行ったなんて奇跡的だなと思ってしまいました。自分が生まれる前に既にこんな計画が成功していたのですから、今を生きる自分が無力であるか思い知らされました。
是非アポロ13をみてから行ってくださいね。
ホワイトツアーは、こちらの見学のみで終了です。
このあとはリビングスペースへと戻ります。
スターシップギャラリー
トラムツアーの次に見逃せないエリアです。
メインプラザ横のデスティニーシアターでは、15分ほどドキュメンタリー映像が常時繰り返し流されており、これを見てから奥のスターシップギャラリーに進むといいでしょう。トラムツアーに参加していない場合はギャラリー奥から外のインデペンデンスプラザに出て飛行機とスペースシャトルを見学してくださいね!
月面着陸
アポロ計画の月面着陸に関する展示物がたくさんあり、見どころ満載です。
宇宙ステーションの暮らし
宇宙ステーションの再現模型の中にも入ることができます。
写真を見るとまるで本物みたいですが、実物大の模型で、宇宙での食事やシャワーの様子が展示されています。微妙に動いているものがあったりして笑ってしまいました。
月の石に触れる
また、こちらでは世界で8か所しかない、実際の月を触ることができる場所です。
生まれて初めて地球上以外にあるものを触りました。たくさんの人が触っているせいか、つるつるとした感触の御影石のような感じでした。
訪問の際にはぜひ体感してみてください。
メインプラザ
中央に位置するメインプラザには、様々な体感できるコーナーが目白押しです。
子供に大人気のエリアです。
体験コーナー
火星の石に触れる
メインプラザにある火星の展示物コーナーに、火星の石に触れることができる場所があります。こちらは、月の石よりは少しざらざらした感じでした。こちらもぜひ立ち寄ってみてくださいね。こちらは最新の展示コーナーで火星についてのさまざまなNASAのプロジェクトについて学べます。火星へ人をおくるための課題、開発されている乗り物などについて見学しましょう。
シュミレーター
スペースシップの 離着陸の際の景色などを体感できるシュミレーターや、右の写真のようにプリクラが撮れる宇宙船?もあります。
リビングスペース
メインエリアに併設されている舞台で宇宙での生活、食事やトイレ、眠るときの様子などについて、目の前で実物をみせながら説明してくれます。舞台の装置が魅力的で英語が得意でなくても見ているだけでも楽しい仕掛けがあります。時間があれば覗いてみてください。
スペースセンターシアター
こちらの施設の中で一番大きなシアターです。
私が見たのは宇宙での暮らしのについての約30分ほどの映画でしたが、他にもいろいろ上映されているので、興味のある方は事前にプログラムをチェックしてみてください。
ギャラリー
宇宙に関する様々な展示があります。
お食事
コロナ禍ということもあると思いますが、軽食が売られています。食事がとれる場所はこちらのフードコートエリアのみです。特に惹かれるものがなかったので、我が家は食事はしませんでした。
お土産
定番のお土産で、TシャツやマグカップもNASAらしいですね。
ここに来ると、不思議とワッペンが欲しくなってしまいますよ・・・・
お子様用のリュックや、宇宙服もかわいくて魅力的!
ここでしか買えないおすすめのお土産
無重力でもインクが出るように開発されたボールペンは、16ドルとお値段はしますが他では手に入らないのでお勧めです。
宇宙食のアイスは3つで15ドルとお手頃価格。
これもNASAならではのお土産として大人気です。
ダウンロードしておくと便利なアプリ
これをダウンロードしておけば、NASAトラムツアー搭乗券の予約、オーディオツアー(英語)、GPSマップ、セルフィーフィルター、バーチャルリアリティを使えます。
入口には英語の地図しかありません。下記は日本語の地図です。
https://spacecenter.org/wp-content/uploads/2016/09/Space-Center-Houston-Map-Guide-JAPANESE-Final.pdf
まとめ
宇宙センターに行ったら、トラムツアーは必須です。あまり時間が取れない場合は、ロケットパークが含まれるツアーを選ぶと良いでしょう。
我が家はトラムツアーを2パターンと、映画とトークショー、展示物もゆっくり見学して5時間ほどでした。
夕方からは、車で10分の場所にあるケマーボードウォークの遊園地で過ごしました。
海辺を散歩して、アトラクションを楽しみ、シーフードを食べ、ケマーに宿泊しましたが、すごくお勧めです。
ヒューストンの宇宙センターは最先端の宇宙科学に触れることができる場所です。
宇宙という存在が、少し身近に感じられました。
ぜひ機会を作って訪れてみてくださいね。