メキシコの首都であるメキシコシティ国際空港(ベニートファレス)市内まではどうやって移動するのがいいのか、今回私が利用した方法をお伝えします。
メキシコシティ空港から市内への移動手段
空港から市内までの移動手段は、こちらの4通りあります。
地下鉄やバスはものすごく安いです。
日本円で50円~200円程度で市内まで行くことができます。
いつもは、安い手段で行ける方法をブログでは紹介しているのですが、今回は地下鉄とバスはご紹介しません。
なぜなら、メキシコシティは危険だからです。
昔に比べずいぶんと治安が良くなったと言われていますが、空港から荷物を持って地下鉄やバスに乗ることは、絶対におすすめしません。
移動中によく起こるのが「目隠しスリ」という手口。
犯人は、地下鉄などで新聞を読みながら近づき、その新聞で被害者のバッグやポケットを隠しながら財布などを盗むというもの。
これは実際私も経験したことがあります。
大声で叫んだため未遂に終わりましたが、私の時は集団で近づいてきて、新聞ではなくコートを手にかけて近づいて来て、さりげなくカバンを覆いながら別の仲間が、バッグ中身を盗もうとしてきました。
慣れない電車やバスでは、スーツケースに気をとられている間に、手荷物をすられる事件が普通に起こります。
空港内でも以前ケチャップスリが頻発していました。友人がメキシコシティ空港で、この手口でパスポートを盗まれたことがあります。
「ケチャップスリ」とは、犯人がケチャップやアイスクリームなどを、意図的に歩行者の衣服に付けて、歩行者に汚れがついていると指摘し、犯人が汚れを拭き取るのを手伝ったり、汚れを自分で取ろうとして気をとられているうちに、歩行者のカバンやポケットから財布を盗むものです。
空港でも身の回りに十分気を付けてください。
こういったことからも考えて、メキシコシティにおいては、タクシーかUberでの移動をお勧めします。
せっかくの旅行を台無しにしないためにも、安全が第一です。
タクシー
メキシコシティ空港から市内のホテルまでは、タクシーを使うのが最も簡単だと思います。今回空港から市内のホテルまではタクシーを利用しました。
タクシーは下記でご紹介するチケット制のタクシー以外は、絶対に乗らないようにしてください。
タクシーの利用方法
空港には至る所にタクシーのチケットカウンターがあります。
基本的にどこで買っても料金は一律で決められています。
往復で買うと割引になるからと、すすめられる場合がありますが、迎えに来ないといったトラブルも多いので、片道で購入する方が無難です。
タクシーのチケットカウンターへ行って、ホテル名を伝えると料金を提示されます。
料金を払うと(クレジットカードで支払い可能)チケットを切ってくれます。
ホテル名までちゃんと記載されていますので、ホテルの間違いないかよく確認しましょう。
ご覧の通り、チケットには料金とホテル名がちゃんと記載されているので、ばったくられることはありませんので安心してください。
こちらのチケットを持ってタクシー乗り場に行けばOKです。
空港→市内までタクシーの料金と所要時間
メキシコシティの市内のホテルとしては、セントロ地区、ポランコ地区、ソナロサ地区が多いのではないでしょうか。
私はソナロサ地区にホテルをとったのですが、メキシコに進出している日本企業さんのオフィスがある地区です。
こちらはzone4だそうで247ペソでした。(約US11ドル・日本円で約1,350円)
所要時間は50分でした。
夕方のラッシュの時間でかなり混んでいました。混んでいなければ30分くらいです。
下記が、現在のタクシー料金表です。
ポランコ地区だと277ペソになると思います。
クエルナバカという市内からでも1時間以上かかる街まで乗っても、1,342ペソということは、日本円で約7,200円ほどで行けるわけですから安いですよね。
タクシーに乗る際の注意とチップについて
まずタクシー乗り場に向かっている際に、荷物を無理やり運んでくれようとする人が寄ってくることがあります。
制服のようなものを着ていますし、実際空港で働いているの人なのですが、数メートルでもスーツケースを押してもらったりすると、「チップ!」としつこく言ってきます。
本当に運んでほしい場合はお願いして、1個につき10ペソ程度のチップをあげればいいと思いますが、必要ない場合ははっきりと断りましょう。
空港のチケットタクシーに乗りこんだら、行先はチケットに記載されているため、大丈夫かとは思いますが、よく似た名前のホテルなどもありますので、今一度運転手に住所とホテル名を確認しておきましょう。
タクシーを利用した場合のチップですが、スーツケースを乗せたり、出してもらった場合は、1つの荷物につき10ペソ程度、降車してスーツケースを受け取った際に、渡してあげるとスマートかと思います。
Uber
メキシコシティ空港から、市内まで時間帯によってはUberを使えば安く行くことができるかもしれません。
Uberはご存じのとおり、需要と供給のバランスによって値段が左右されますので、その時間が安ければ、Uberを利用するといいでしょう。
ちなみに帰りはUberが安かったため、市内から空港までUberを利用しました。
Uberの料金が高い時間帯は、ホテルでタクシーを呼んでもらいましょう。大抵のホテルは空港までの料金が定額契約しているので、たずねてみるといいでしょう。
声をかけてくる流しのタクシーに乗るのは、絶対にやめてくださいね。
Uberの利用方法
Uberは何よりスマホが利用できないと使えないという弱点があります。
メキシコでスマホを利用する方法
①日本からポケットWi-Fiをレンタルしてくる。
こちらが一番、簡単かつ安心で確実な方法です。
何の苦労も心配もなく滞在中、安心してスマホを利用できるのは最大のメリット!
私のお勧めは下記のGLOBALWiFiです。
事前に自宅に発送してもらえたり、返却が空港でできたりと便利で、家族で旅行するなら、何台も同時に利用できるためSIMカードをそれぞれ買うよりもお勧めです。
②日本でメキシコで使えるSIMを買ってくる。
③アメリカ在住の場合は、アメリカでメキシコのSIMを買ってくる。
④メキシコシティの空港で現地のSIMを購入する。
空港でのSIMの購入方法は、また別の記事でお伝えします。
※SIMを利用する場合は、SIMロックが解除されたシムフリーのスマホが必要です。
市内→空港までのUberの料金と所要時間
今回利用した際の金額ですが、帰りに市内から空港までUberを利用した際は、108ペソでした。(約US5ドル・日本円600円)
ちなみに行きにホテルまでの料金を確認した際は449ペソでした。
このような料金の際は、タクシーを利用した方がいいですね!
Uberのチップについて
Uberはご存じの通り、乗車後にチップを選ぶ場面が出てきますので、自分の気持ちで追加してあげましょう。
以前はUberはチップは要らないと言われてきましたが、今はアメリカでも多少のチップはお支払いするのが普通です。
私は今回30ペソのチップを追加しました。
現地の旅行会社による送迎を利用する
私の場合は、タクシーもUberも夫も一緒なので問題なかったのですが、それでもなんとなく、乗車中は正直落ち着かないです。
メキシコシティの治安の悪さから考えると、夜遅い場合や、一人で乗車するのが不安だという方もいらっしゃるかと思います。
そういう場合は、日本の旅行会社に送迎を利用しましょう。
Veltra は、日本語で手配でき、クレジットカード払いも可能なので便利です。
片道$23~とお手頃価格で、空港からホテルまでの送迎を利用できます。
Veltra 【空港送迎】メキシコシティ国際空港⇔メキシコシティ市内ホテル
まとめ
今回は、メキシコシティ空港から市内までの移動について、お伝えしました。
空港からの移動はUberが安い場合が多いのですが、時間によっては空港タクシーの方が安いこともあります。
また空港近辺でデモやトラブルがあった際、Uberが利用できない日もあるため、状況に合わせて利用して下さい。
メキシコシティでは、駐在員の方もUberを普段の移動手段として利用されている方が多いです。現在ペソが安いのでシティ内のちょっとした移動は、日本円で、100円~500円程度で利用できて便利です。
電車やバスなどは安いのですが、思わぬトラブルを回避するためも、極力避けるほうが無難だと思います。
せっかくの旅行ですから、安全で快適に移動できる方法を選んで、楽しい旅にしてくださいね!