今回は、女性の多くが経験する更年期の問題についてお伝えします。
- 日本とアメリカの平均閉経年齢
- 更年期の症状
- アメリカで自分は更年期なのかなと感じたら?
- アメリカホルモン補充療法(HRT)
- HRT療法の受診法と費用
- HRT療法の効果とリスクを考える
- 更年期にお勧めのサプリメント
- 大豆 イソフラボン
- エクオール
- ブラック コホシュ
- レッドクローバー
- Amberen
- Estroven
- その他更年期効果があるといわれているもの
- 最後に
日本とアメリカの平均閉経年齢
現在日本では、平均50.5歳。
アメリカでは51歳が平均的な閉経年齢だと発表されています。
この前後10年、45歳~55歳が更年期の症状が出ることの多い時期。
これはあくまでも平均値で、もっと早く閉経を迎える方もありますから、
40歳を過ぎればだれでも更年期の症状が出てもおかしくないということです。
更年期の症状
日本婦人科雑誌に書かれていた、日本人女性の更年期の症状
- 肩こり
- 疲れやすい
- 頭痛
- 腰痛
- のぼせ
- 汗をかく
- 不眠
- イライラする
ということですが、どれも更年期なの?
更年期でなくても起こりそうなものですから、やっかいですよね。
20代だって肩こりには悩むし、イライラもしますし、頭痛も腰痛もあるかと思います。
一方でアメリカで多い更年期の症状はWorld Helth Organizationによると、
●ホットフラッシュと寝汗
●ほてり
●月経周期のみだれ
●膣の乾燥、性交時の痛み、失禁
●睡眠障害と不眠
●気分の変化、うつ病、不安感
ということで、日本でいわれる更年期の症状よりもある意味わかりやすい。
日本人は何でも我慢することが美徳とされる文化。
更年期の話題はタブーとされ、女性同士でも話すことすら少ないかもしれません。
閉経は女性でなくなるような感覚があるのかもしれません。
でも、アメリカでは閉経は、わずらわしさから解放され、
第2の人生へのスタートとして前向きにとらえる人も多いようです。
でも、実際生理がなくなれば、快適なことが沢山ありますよね!
アメリカで自分は更年期なのかなと感じたら?
更年期と一言で言われても、様々な症状がありますし、
自分の症状が本当に更年期なのかはわかりません。
そんな時、一番確実なのは病院へ行くこと。
血液検査で、意外と簡単に調べてもらうことができます。
アメリカホルモン補充療法(HRT)
日本ではまだ2%未満しか普及していないホルモン補充療法(HRT)ですが、
アメリカでは約4割が利用しているといわれています。
ホルモン補充療法(HRT)とは、
簡単に言うと、エストロゲンなどのホルモンを補うことで、
更年期障害を改善する治療法です。
HRTの治療薬には、のみ薬と貼り薬、塗り薬があり、エストロゲンや、黄体ホルモン、また両方を含むタイプもあります。
日本であまり普及していない事情としては、1991年から米国で実施された大規模な研究の中間報告として、2002年に、HRTは心血管系疾患、乳がん発生などにリスクがあると報告されたためと言われています。
その後、専門機関が再解析したところ、HRTにおけるリスクは見直され、更年期の女性にとって、よりメリットの多い治療として再評価されはじめたということもあり、日本でも少しずつ広まりつつあります。
HRT療法の受診法と費用
専門機関を受診し、病歴などを詳しく申告し、婦人科検診を経て自分に合った薬を処方してもらうという流れになります。
基礎疾患や病歴などによってHRTは受けられない場合もあります。
日本では保険が適応されるため、検査費用を除いて1か月にかかる費用は、
1000円から5000円が平均的です。
アメリカでは、基本的に保険が適応されません。
駐在員の場合は会社が入っている保険などにもよると思いますので、確認してみるといいでしょう。
受診する病院や処方される薬にもよりますが、こちらも検査費用を除いて、
飲み薬が1カ月150ドル~300ドル程度。
張り薬で100ドル~200ドル程度が目安です。
ジュネリックなどを利用するともっと安い料金で利用できるようです。
また、インターネットで購入できる薬もありますが、ホルモン治療薬を勝手に使用するのは危険です。絶対にやめましょう。
HRT療法の効果とリスクを考える
HRTを受けて改善が期待できるといわれているものは、ホットフラッシュや不眠、関節痛など、あらゆる更年期に関する症状です。
症状の緩和は個人差がありますが、1カ月から3カ月で改善がみられるといわれています。
しかし、ホルモン療法ですから副作用として、不正性器出血、おりもの、下腹部痛、乳房の痛みやハリ、体重の増加などがあるといわれています。
また、必ず誰にでも効果があるという治療でないことも覚悟しなければなりません。
更年期にお勧めのサプリメント
アメリカでHRTの治療を受けるのは、少し抵抗がある方は、身近に手に入るサプリメントで様子を見てもいいかもしれません。
アメリカ人でもホルモン療法にはしたくない。
自然な形で体調を整えたいと思う人も多く、様々なサプリメントがあります。
女性ホルモンの働きを助ける成分は多様で、
自分の症状で気になるサプリメントを試してみるといいでしょう。
更年期症状の緩和が期待されているサプリメントを紹介します。
大豆 イソフラボン
日本でも女性ホルモンに似た働きがあると話題の大豆。
大豆は更年期の症状緩和が期待できます。
高濃度のフィトエストロゲンが含まれており、エストロゲンの代わりになると言われています。
また、イソフラボンは、心血管系には良い影響を与え、骨代謝も改善が期待できるとされています。
イソフラボンのサプリメントは、アメリカでもHRTの治療が受けられない人や、治療をやめた人などから注目されており、利用してほてりや不眠にも実際効果があるという人も多いです。
大豆という日本人にとって身近な成分から、試してみるのがいいかもしれません。
下記のイソフラボンは私も飲んでみたのですが、カプセル入りで飲みやすいです。
本来1日3錠のところ、1錠飲んでみましたが1カ月で程度で感じたのは、肌の調子がよくなり、よく眠れるようになった気がします。
エクオール
大豆や豆乳を意識してとってきたけど、効果を感じなかったという方は、エクオールを作れる腸内細菌を持っていないと考えられます。
日本で話題のイソフラボンですが、いくら食べても、腸内でエクオルが作れない体質の人には効果がありません。
イソフラボンがエクオールになることによって、更年期の症状の緩和に効果を発揮するするということです。
残念なことに、エクオールを生み出す腸内細菌は、すべての人の腸の中にいるわけでなく、その割合は日本人では50%、大豆を食べる習慣のないアメリカでは20%~30%しかいないそうです。
自分はどうなんだろうという方は、日本のAmazonで簡単に調べられる検査キットが販売されていますので、一度検査してみるのもいいでしょう。
大塚製薬が、日本だけでなくアメリカにおいても臨床研究を重ね、エクオールがが更年期のほてりなどを改善するという構造機能表示を有し、アメリカでも発売されるようになりました。
在庫切れの時もありますが、しばらくすると入荷されます。
少し高価ですが、エクオルを利用している日本人の方はとても多いです。
ブラック コホシュ
アメリカでは、イソフラボンよりも有名で、利用者の多いサプリメントです。
ブラック コホシュは、キンポウゲ科の、北米原産の多年生植物です。
このハーブには長い歴史があり、ネイティブ アメリカンは、筋骨格痛、発熱、咳、肺炎、陣痛、月経不順などの治療に使用してたといわれています。
アメリカでモルモン治療を望まない人が、医師に勧められて飲み始めることも多いサプリメントで、ホットフラッシュや、寝汗などに特に効果があるという人が多いようです。
また、副作用の報告はほとんどありません。
アメリカでは多くの人が愛用しているサプリメントですので、試す価値ありです。
レッドクローバー
レッドクローバーは、マメ科に属する野生の植物です。
がん、百日咳、呼吸器系の問題、乾癬や湿疹などの皮膚の炎症など、いくつかの状態を治療するために医学的にも使用されています。
レッドクローバーは利尿効果、去痰、作用があるといわれています。また近年の実験で、体内でエストロゲン様の効果を生み出す植物ベースの物質が含まれていることで注目されるようになりました。
実際口コミをみてみると、更年期の症状、ホットフラッシュ、不眠に効果があるというものが多くみられます。
Amberen
独自の成分で副作用がないということもあり、人気の更年期のマルチサプリ。
エストロゲンフリー、大豆フリー、ハーブフリーで、更年期症状の根本原因にきくと、アメリカで人気のサプリメントです。
医師から勧められることもあるサプリで、成分は、コハク酸、アミノ酸、ビタミン E、およびミネラルの独自のブレンドということで安心。
ほてり、寝汗、気分のむら、低エネルギー、体重増加、ストレス、神経過敏、関節痛、不眠、頭痛などの症状に対し、30 日以内に顕著な結果が得られると書かれています。
Estroven
アメリカで更年期障害の緩和のためのサプリメント、
売上No1ブランドのエストロベン。
各製品は天然由来成分でできており、のぼせや寝汗を軽減するだけでなく、過敏性、時折の不眠、疲労、体重管理、気分や記憶の問題など、最も厄介な更年期の症状を緩和するのに役立ちます. 睡眠の維持を助けるように調合されています。
マルチタイプ
オールインワンのフォーミュラは、寝汗とのぼせを緩和し、安らかな睡眠をサポートし、エネルギーを高め、ストレスの緩和と過敏症を助けます。
天然由来成分で更年期症状を軽減するラポンティックルバーブが含まれています。
成分は、薬物、グルテン、大豆を含まず、エストロゲンと他のホルモンを含まず、非 GMO、ビーガンです。
その他更年期効果があるといわれているもの
アメリカで、更年期に積極的にとるといいといわれているものをご紹介します。
アマニオイル
日本でも話題のアマニオイル。
アマニオイルに含まれるオメガ3脂肪酸には、アレルギー症状など炎症を抑える働き、動脈硬化・血栓の予防、血圧を下げる作用の他、女性ホルモンを整えるともいわれています。
自然薯 Wild Yam
特定の種の自然薯日本でいう、ヤマノイモから作られたサプリは、更年期のホルモン療法の代替として人気があります。
これらのヤムイモに含まれる天然化合物が、エストロゲンやプロゲステロンに似た働きをし、更年期の症状を緩和する助けになるといわれています。
高麗人参
日本でも、心身の健康を改善するための全身強壮剤として良いといわれています。
体力、集中力および記憶力の向上、免疫機能の活性化、アンチエイジングのほか、呼吸器疾患、心血管疾患、うつ病、不安、更年期のホットフラッシュなど、さまざまな健康上の問題を改善するとされています。
最後に
もしかしたら更年期障害かもしれない。
そんな風に初めて感じたときは、だれしも不安を感じるでしょう。
とくにそれが海外だったら・・・・。
相談できる人がいないかもしれないし、孤独を感じるかもしれない。
更年期障害にならないために・・・。
ジャンクフードはやめて、毎食栄養のある健康的なものを食べる。
有酸素運動を取り入れ、ストレッチやヨガで体を整える。
質の良い睡眠を心掛け、しっかり睡眠をとる。
そんなお決まりのセオリー通りのことは、誰もがわかっていても、
そんな完璧な暮らしをしなければいけないと思う方が、私はストレスになります。
こうしたほうがいいとわかっていてもできなくないですか?
アメリカはセルフメディケーションも進んでいて、サプリメント大国です。
気になるサプリがあったら試してみてください。
サプリは基本、効かないことがあっても、副作用はほとんどありません。
私にも経験がありますが、身体に合えば驚くほど、楽になります。
女性なら必ず訪れるその日を、アメリカ人のように前向きに、
楽しみに待つくらいの気持ちで、ゆるーく健康に過ごしていきたいと思います。