AO入試は甘くない?我が家の志望校選びと準備したこと【大学受験早慶合格ブログ】2



全7回/第2回

 

子供の大学受験の体験談をお伝えします。

幼少期海外で約4年過ごし、小学低学年に帰国。その後、公立小学校に編入。

大学受験で早稲田と慶應に合格。

 

同じような環境の方には

こんな受験方法もあるんだ

帰国生でなくても、

これから大学受験を考えている方で、AO入試に興味を持っている方に

受験ってこんな感じか

と思って読んでもらえるといいかなと思います。

 

志望校を決めるには見学がおすすめ

まずAO入試を受けると決めたたら、やるべきことは志望校を決めることです。

学校によって必要となる書類も準備も全く違うからです。

 

もし学校の説明会や、学園祭がある時期であれば見に行ってみるといいと思います。

学校の雰囲気や環境、自宅からの距離、通っている学生さんに会って話せれば更にいいですね。

 

うちも、受験したいと思った学校をすべて見に行ってみました。

早稲田大学に行ってみると、学部によって校舎が違うのですが、行ってみるとそれぞれの魅力がわかります。

駅からも近く、キャンパスがとにかくキレイで素敵な環境です。

4年間同じ場所に通えるのもいいですね。

 

慶應大学は文系を受験するため、日吉キャンパスと三田キャンパスに行きました。

法学部は1-2年が日吉、3-4年は三田です。

文学部は1年だけが日吉で2年以降は三田です。

日吉は校舎などは古い感じですが、駅そばで通いやすい感じです。

三田は東京タワーもみえる都会のキャンパスで、よくテレビで見る建物があり、元祖慶應生のイメージがよくわかりました。

政治経済学部や環境情報学部は、SFCとよばれていて神奈川県にあり、最寄り駅からバスで20~30分かかります。

広大なキャンパスで自然豊かなのびのびと勉強ができそうな環境でした。

 

大学選びは自分が学びたい場所の環境も、重要な要素です。

誰でも中で食事ができるので、学食にもぜひ立ち寄ってみてください。

自分の中で明確なイメージもできてお勧めです。

 

あとは自分が学校名にこだわるのか、学部にこだわるのかで戦略が変わってきます。

自分がどういう勉強をしたいかも含め、よく考えて絞り込む必要があると思います。

 

我が家のAO入試の志願校選び

うちの場合は学部にはこだわらず、AO入試で早慶で自分が受験資格を持てる学部でまずは絞り込みました。

その結果、我が子がAO受験しようと絞り込んだのは、下記の7つです。

 

早稲田大学政治経済学部 

早稲田大学社会科学部

早稲田大学国際教養学部

慶應大学法学部

慶應大学環境情報学部もしくは総合政策学部

慶應大学文学部

 

ちなみに、早稲田大学に関しては帰国子女の方向きです。

政治経済学部は、帰国生であることの条件付きですし、社会科学部と国際教養学部は、出願書類も、英語です。

慶應大学に関しては、帰国生である必要はありません。

 

子供が入学後、理数系の科目で単位を取る自信がなかったため、基本的には文系の学部にしぼりました。理系の方であれば、他の学部も視野に入れると更に幅が広がります。

 

早稲田大学のAO入試に必要なもの

こちらは帰国子女の方向けになります。

 

政治経済学部のグローバル入試

出願書類に高校時代に行った活動を3点と、その活動を通じて学んだこと、またその活動を今後勉学と将来にどう生かしたいかを書くというものがあります。また、1次試験が論述試験(日本語)のため読解力と文章を書く力が求められます。

高校生活の中で、何か証明書を出せるような活動をしておくことと、日本語の小論文対策が必要です。

(昨年あたりから、日本の教育制度以外の課程にて教育を実施する「日本国外に所在する外国の中等教育機関」に 継続して 2 年間以上在籍した者という規定に変わっています)

 

早稲田大学社会科学部グローバル入試

ショーシャルイノベーションプログラム(英語学位プログラム)に関しては、出願時に、英語の試験に関するスコアの提出と、2つの質問に対しての英語のエッセイを書く必要があります。

英語力と向上させ、英語の資格をとっておくことが必要です。

 

早稲田大学国際教養学部

日本にいながら英語での学位取得を目指すため英語力が必須です。出願時に英語のエッセイ、英語の試験のスコアが必要です。

この学部も英語力と英語の資格をとっておくことが必要です。

 

早稲田大学のAOに必要な準備のまとめ
  1. 英語力の向上と英語の資格試験を受ける
  2. 小論文対策をする
  3. 高校生活で報告できるような活動をする
  4. 面接に対応できる力を身に着ける

 

慶應大学のAO入試に必要なもの

慶應大学法学部A・B方式

両方受けるためには、高校生活で活動してきたことを20個以上。

法学部の模擬講義を受けた後、講義に関しての論述試験をうけるための対策。

小論文対策、面接対策、高校3年間の評定平均値が4.0以上、英国数地歴公民の3年間の評定平均値も4.0以上が必要です。

 

慶應大学環境情報学部もしくは総合政策学部

活動報告添付資料付き10点、プレゼンテーションビデオの制作、面接対策、志願者への推薦状2通が必要です。

 

慶應大学文学部

評定平均4.1以上、小論文対策が必要です。

 

慶應大学のAOに必要な準備のまとめ
  1. 英語力の向上と英語の資格試験を受ける
  2. 小論文対策をする
  3. 高校生活で報告できるような活動をする
  4. 面接に対応できる力を身に着ける
  5. 評定平均値4.1以上を確保する
  6. 英数国地歴公民の評定平均4.0以上
  7. 自分の推薦状を書いてくれる人を見つけておく(慶應出身者がよい)

いつから始めれば間に合うのか?

うちは高校入学時、AO入試を始めに調べた時に、一般入試と違ってAOで入試を受ける方がやることが多いことをしりました。

それだけのことをする時間があれば、一般入試で3科目に絞って勉強した方が、よっぽど簡単なのではないかと言うことで、AO入試は受けるつもりはありませんでした。

そんな中、うちの子供がAO入試を受けたいと言い始めたのは、高2の10月でした。

親としては出願までに1年切ってましたから、ちょっと遅いのではと思いました。

実際準備は大変でしたが、その分集中して準備ができたのかもしれません。

もしも少しでもAO入試が気になっているのであれば、1年の時からAO入試に必要なことを、頭の片隅にでも置いて高校生活を過ごしていれば、全然違うと思いますよ。

せっかくの高校生活ですから、遊びたいこともやりたいことも沢山あるでしょうし、その時の環境と感情で左右されます。

でも何かのきっかけで挑戦したいと思ったときに、取り組めるような状況に備えておくといいのではないでしょうか。

実際には、3年になってから受験を決めた同級生もいました。

そこでネックになるのは、活動報告ですのでこれだけは受けるにせよ、受けないにせよ、何かしら参加した場合は、証明できるものは保管しておくといいですね。

最後に

うちの場合は英語で授業を受けるのもいいかなということで、早稲田も視野に入れて、考えてみました。

国際教養学部や社会科学部は、帰国でなくても受験できるので、英語が好きであれば、挑戦してみてもいいかなと思います。

政治経済学部は受験当時は、帰国後何年以内という制限がなかったため受験しました。

慶應に関しては、A方式であれば誰にでもチャンスがあるのが魅力です。

早慶のAOを受けるため準備をしていれば、GMARCHのAO入試にも対応できるでしょう。早慶はちょっと、と思われる方にお勧めなのは上智大学です。

 

上智大学の公募推薦入試では、法学部でも英検2級、評定平均4.0以上あれば出願可能で倍率も2倍しかありません。一般受験に比べてもかなり入りやすいです。

他の学部も倍率が低いのでお勧めですが、早慶と違って合格をもらった場合は、絶対に行くという条件付きなので、そこは注意が必要です。

 

特に帰国生であれば英検2級は、決して高いハードルではないと思いますし、上智が第一志望の方には、かなりおすすめです。

 

こういったことを踏まえて高校生活を充実させながら、AO入試に挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

早慶のAO入試に関しては数年前の体験をもとに書いています。コロナで選考方法が少し変更され、グループディスカッションがなくなったり、受験者にとっては有利になっている学部もあります。実際の出願資格などは公式のホームページでご確認ください。

 

今回は大まかなAO入試への準備についてお話しました。

興味があれば次回もお読いただければ幸いです。

 

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