総合選抜型入試(AO入試)塾は必要?
経験からいうと、総合選抜型入試と一般入試、両方の準備していくことは大変です。
勿論、塾に行った方が楽に学べますし、可能であれば、行く越したことはないとは思います。
しかし、金銭的な問題もありますよね。
実際に、大学の大手予備校や塾は年間100万円を超えるところもざらにあります。年間の学校の学費より高額です。
でも、コロナの影響が功を奏し、無料や安く得られるものを提供してくれるというものも多くなったように思います。
ですから、うまくそういったものをうまく活用していけば、自分のアルバイト代でも勉強をすることは可能です。
受験は情報が命
受験は情報を持っている人が絶対に有利です。
例えば、慶應大学文学部の一般入試の科目は、
英語と世界史又は日本史と小論文です。
総合得点は350点ですが、3教科すべてが同じ重みではありません。
英語150・歴史100・小論文100
つまり、英語が一番、配点が高いのです。
また、慶應経済学部A方式では
総合得点420点 英語200・数学150・小論文70です。
このように、配点の比率を知っているのと知らないのとでは、どの教科にどのくらい力を入れるべきか、ということが違ってきます。
目指すゴールに必要なものを知ると、効率化が図れ、時短につながり、何に力を入れるべきかわかるわけです。
AO入試においてもそうです。
出願資格や過去にどんな試験がおこなわれていたのか、どんな書類が必要なのか、どんな人が受かっているのか。
そういったことを、知っているのと知らないのでは、雲泥の差があります。
だからこそ、まず最初にすべきことは志望大学の情報収集です。
では、どこを目指していいのかもわからないという方もとにかく、今、好きな大学のパンフレットをとりあえず集めるところからです。
志望校のパンフレットは情報の宝庫です。隅々まで目を通し、大学に通う自分のイメージをしっかりと描きましょう。
いまなら資料を請求するだけで図書券がもらえます。
また、私がおすすめしているのは新聞購読です。
ニュースを読んで時事に強くなるということはもちろんですが、多くの情報を得るためにも大変役立ちます。
総合選抜入試や、推薦入試では面接があります。時事問題に関しては一夜漬けでどうにかなるものではありません。少しずつ慣れていくのが重要です。
うちが購読していたのは、毎週1回金曜発行で、月額850円の読売中高生新聞。
週一回なので、忙しくても読むことも負担になりませんし、受験イベント情報や、入試に役立つ情報が凝縮されています。
塾を検討して情報収集
そして、情報といえば塾。
私は大学受験の際、10校以上の塾に資料請求し、説明会に行き、面談しました。
総合選抜入試(AO)は大学との相性、マッチング入試。
努力をしたからといって必ず合格するという保証はありません。
一般入試の準備をしながらAOの準備も進めるにはかなりの覚悟がいります。
そんな時に、どんな準備が必要か、自分にAO入試が向くのか否か、プロがくれるアドバイスは的確です。
また、資料をみればどのくらいその塾が受験情報に精通してるかがわかりますし、話してみることで、その塾の強みや信頼性がわかります。
AO入試をした方なら誰でもが知っている塾を、ご紹介しておきます。
授業のとりかたにもよりますが、トータルの指導料金は、2桁万円では収まらないかもしれませんが、早慶のAO入試ではよく聞く塾です。
早稲田塾
洋々
これらの塾も検討しましたが、我が家の求める塾ではなかったため、
候補からはずしました。
有名塾ですし、多くの情報をもっておられると思います。
私が相談して対応の良かった塾は下記です。
NHKでAO入試の特集の際、放送されて知ったAOI塾。
すべての人に個別のオーダーメード式の授業を作成してくれます。
新聞にも取り上げられているのでご存じの方も多いかもしれませんが、AO専門塾のため、具体的なことを詳しく教えてくれます。オーダーメイド式の為、予算などの相談にものってくれます。
慶應大学入試専門のKEI-PASS・早稲田大学入試専門のWASE-PASS
大学別に特化した塾です。
日本トレンドリサーチでNO1の受賞歴があり、メディアでも何度も取り上げられています。
早慶だけでなく、ほかの大学もあります。
こちらはAOだけではなく、一般入試も見据えた専門的に指導してくれる塾です。
大学名でフォーカスしているだけあり、それぞれの大学に精通しているということと、一定の条件をクリアすれば、塾代の全額返金保証をしているのがポイントです。
ベネッセグループのお茶の水ゼミナール
幅広い選択肢を持っておきたい人におすすめの塾です。
帰国子女にとっても、海外大学併願のコースや一般入試のコースとともに、小論文やAO入試のコースをとることができます。
一定金額で、すべての授業取り放題というユニークなパッケージもあります。
おそらく、面談や電話の対応だけで、その塾の良し悪しがすぐにわかります。
ある大手の有名総合選抜(AO)の塾で、ホームページの情報が目につき、内容も信頼できそうだったため、電話をかけてみると、サイトと違ったことを言われ、対応も粗雑で、詐欺かな?と感じる塾が実際ありました。
合格実績の水増しなんかは当たり前に行われているので、塾選びは慎重に!
とにかく、
自分の目や耳で直接確認してみることが、一番重要です。
いくら合格実績が良い塾でも、本人に合う合わないは必ずあります。
一番大切なことは、本人が行きたいと思えるか?
そして、親もその塾を信頼できるかです。
入塾される際は、絶対に体験授業に参加してから決めてください。
安くても使えるオンライン・通信講座
塾にそこまでの費用はかけられない、
家から通塾するのが難しいという方にお勧めしたいのはスタディサプリです。
我が家もトータル3年以上利用していました。
AOや推薦入試だけでなく、通常のテスト対策としても、使い放題なのが魅力。
スタディサプリのAO推薦入試対策は、小論文対策も担当している小柴先生の授業です。第5講義までとなっており、重要なポイントがまとまっています。
ちなみに小柴先生のプロフィールは下記のとおりです。
小柴 大輔先生
国語
Z会東大進学教室で講師を務めるほか、ロースクール(法科大学院)受験の予備校においても一般教養小論文を指導している。感覚ではなく論理的に答えを導く指導に定評があり、「現代文に対するイメージが変わった」と受験生から圧倒的な支持を集めている。スタディサプリでは、現代文の他、小論文やAO・推薦対策講座を担当
AO推薦入試対策講座
前回のブログでご紹介させていただいた通り、
小論文講座もスタディサプリで受講できます。
また、小論文対策では慶應大学の小論文対策講座もあります。
このように、AO推薦対策や小論文対策だけでもこれだけ充実しています。
スタディサプリは、ベーシックコース(月払い)税込み 2,178円
合格特訓コースが(月払い)税込み 10,780円
合格特訓コースには、志望校向けの学習プランをたててもらえること。担当コーチによるサポートがあり、月に10問まで、英数物化の科目質問に答えてもらえます。
コーチは現役の大学生または院生で、学習開始時に学習プランを作成して、毎週の学習計画の管理をしてもらえます。
AO/推薦対策や小論文入門であれば、
14日間の無料体験で終えることもできるかなと思うので、ぜひ試してみてください。
合格特訓コースも14日間なら無料で試せるので、せっかくならそちらを試すのもいいかなと思います。
スタディサプリでは、総合選抜(AO)や推薦入試の小論文対策講座はあるのですが、添削はしてもらえません。
そこでうちが利用したのはZ会です。
1か月5,082円で、月1回の添削付きです。
テーマが色々あり、添削も丁寧で無理なく続けられます。
通常のコースをとらなくても、
専科「受験小論文コース 文系小論文」講座をとればOKです。
資料請求すれば、見本を送ってくれます。
毎月の講座を受けていく時間的余裕がない
一気に小論文を仕上げたいという方におすすめなのが、進研ゼミです。
小論文講座があり、11学部系統のなかからテーマを自分で選べます。
WEBの動画講義、冊子、7回分の添削がついて税込み16,500円
1回に全ての教材が送られてきます。
買取教材なので安心です。入会金、送料もかかりません。
小論文対策だけではなく、推薦入試対策講座もあります。
そのなかにオプション講座に小論文特講があります。
小論文特講のみの受講も可能ですが、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
いかがでしたか。
今後ますます広がる総合選抜(AO)入試。
高校時代にやって来たことが認められる、アメリカでは当たり前の制度ですが、日本ではまだまだ理解が進んでいない様子ですね。
でも、やればやっただけの価値はきっとあると思います。
しかし、経験上通塾もせず通信講座も利用しないで、全くの独学では合格は難しいと思います。
総合選抜型入試(AO)を受けるか否かを、悩んでいる時間は勿体ないです。
まずは、無料体験や、無料カウンセリング、資料集め、お金のかからないことから動き出してみては如何でしょうか。
それから受験するかしないかを決めればいいと思います。
どうぞ希望の大学に合格できますように!