塾なしで総合型選抜入試(AO)は受かる?
イメージは色々だと思いますが、
塾へいくかどうかを迷っている方は多いのではないでしょうか。
まずは、塾や予備校に通うメリットとデメリットを考えてみました。
同じ目標を持つ仲間ができること
過去の塾の合格者の話を聞いたり情報を得ることができる
カリキュラム通り進めればいいため、気分がラク
解らないこと困ったことに関して専門的なアドバイスがすぐに得られる
費用が高額
自分のペースですすめられない
通塾時間がかかる
総合型選抜入試に向いている方は、下記のようなタイプの方でしょう。
総合型選抜入試(AO)のための塾の費用はいくらくらい必要?
AO入試に力を入れている塾は関東圏には沢山あります。
慶應や早稲田の試験会場に行った際、併願校が同じ方が多いため、同じ生徒さんと顔を合わせました。ランチなどの時間に話したところ、半数は、AO受験生なら誰もが知ってる大手塾に通っているようでした。
それらの塾にかかる費用をざっと調べました。
塾にかかる金額例
- 高3の1年間コース授業受け放題packで120万程度。
- 志願書類の添削、サポート15回などパックで70万弱。
- 志望校別で慶應FIT、早稲田グローバルだど各50万程度(面接ケア別)
- 通塾週2程度で月謝3.5万程度+志望校別・特訓講座各4~5万+模試代
塾によって値段はピンキリです。
通塾し始める時期や、受ける授業数、添削の回数などで違ってきます。
そう考えると、年間の授業料が60万~130万くらいが相場という感じでしょうか。
中高の受験塾に比べ、料金体系が幅広く複雑です。
わざとわかりにくくして、トータル金額を知らせないようにしてるとさえ感じます。
単位制、ポイント制、パケット制、志望校ごとに追加料金がかかったりと、どれだけのコースをとればいいのか、不明瞭ですが、必要な講座をとっていくと、最終的には上記くらいの金額となり、60万ですめばかなり安い方です。
塾に行かない場合の対策法
塾に行けば手厚いサポートを受けられるでしょう。
でも事情があって塾に行くことが難しい場合もあるかと思います。
また、親に負担をかけたくないから、塾に行きたいと言い出せないという方もきっといらっしゃるでしょうし、塾に行かせてあげたいけど、高校の学費や大学の学費を考えたら、塾までいかせる余裕はないというような様々な事情があると思います。
そういう方にお勧めしたい方法をご紹介します。
学校の授業を大切にする
学校の授業はつまらなくても、頑張りましょう。
また、一見関係がないと思う教科でも小論文、情報分析課題に必要な知識や、面接の際に不可欠な一般常識を得ることができます。
すべての教科をおろそかにすることなく、きっちりといい成績をとっていく地道な努力が大切です。
また、日々の生活だけでなく、生徒会など参加できることはできればやっておくと、その活動の中なら得られるものが、志望理由を書く時のヒントになるかもしれません。
課外活動に積極的に参加する
総合型選抜入試において、学校が求めるものは学部や学校によってまちまちですが、もともと、評定平均値4.0以上などを課してくる場合は、勉強を頑張っているのは当然という前提です。
勉強はできる前提で、それ以上の付加価値、つまり、どのような視野を持っているのか、どんなことに興味があり、それを実行するだけの行動力を持っているのかを見ています。
例えば、生徒Aさん
「私は高校時代、勉強を英語に力をいれて、英検1級を取得しました。この英語力を使って将来は、日本と海外との橋渡しができるような仕事で活躍していきたいです。」
そして生徒Bさん
「私は、海外のボランティアに参加して自分の語学力のなさを痛感しました。もっと英語ができれば多くのことを伝え、実行できたはずだと思い、英語学習に力を入れてきました。英検は2級を取得し、英語のスピーチコンテストでは3位に入賞しました。今後は、留学を視野にいれて勉強をすすめ、将来は海外でインフラの整備など、人を助ける活動に従事したいと考えています。」
生徒Aさんの方が、あきらかに英語力が高いのですが、Bさんの方が将来活躍できる姿をイメージしやすくありませんか?
自分の体験から気づきがあり、気づいたことから行動を起こす。
そして、その体験から、今後どういう目標を持ってどうなりたいのかを明確に伝えることが大切です。
その為にも、高校生活で様々なアンテナを張って、いろいろなことに挑戦しておくことが重要になってきます。
英語の資格をとっておく
入試において英語はやはり最強の武器になります。
以前の記事でもお伝えしましたが、一般入試においても英語は配点が高く、安定したスコアが取りやすいこと、文系、理系問わず必要な教科のため、勉強しておいて損はありません。
そして、特に総合選抜型入試においては、英語力を重視している学校は多いです。
英語力がある証として英検やTOEIC、TOEFLをとっておくと有利になることは間違いありません。
参考値ではありますが、早慶の総合型選抜入試においては、英検は準1級以上もっていると有利だと言われています。
学校の先生を頼る
学校の先生に相談してみると、思わぬアドバイスをもらえたりすることがあります。
また志望理由書は国語の先生にみてもらう。英検のための英語のエッセイを英語の先生にみてもらうなど、お願いすればたいていの先生は快く引き受けてくれるでしょう。
頼られて嫌な気がする先生はいないでしょうし、助けてもらいましょう。
スタディサプリを活用する
塾に行かないで、独学ですべて乗り切るのには限界があるかと思います。
我が家も利用していたスタディサプリは、お値段も安く、内容が充実しています。
AO入試対策講座
総合型選抜入試の講座
利用して良かった点
これだけで、もちろん完璧ではないと思いますが、
まずは総合型選抜(旧AO入試)について基礎から知るために、かなり役に立つと思います。
現在14日間無料で試せるので、ぜひどんな感じか試してみてください。
公式HP/【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服
Z会グループの大学受験Dialo onlineを利用する
一方的な勉強だけでなく、Skypeでアドバイスがもらえる画期的なシステムです。
塾に通うことと比較すると、かなり費用を抑えることができます。
最近はじまったZ会グループのオンライン対策講座です。
専科「選抜対策ゼミ」
公式HP/大学受験ディアロオンライン
スタディサプリなどでベースを作っておいて、自分で志望理由書などを書いてみた後、こちらのディアロをうまく利用して、志望理由書などを添削してもらえば、格安です!
Skypeで直接サポートしてもらえるのがいいですね。
上記の内容を、AO専門の塾に添削をお願いすると10万から20万くらいはかかりますから、かなりお得です。
最近始まったため、合格実績をつくるためにも親身になってくれるでしょう。
一度問い合わせて、どの程度まで見て添削やアドバイスをもらえるか聞いてみることをお勧めします。
公式HP/大学受験ディアロオンライン
まとめ
塾に行くことは合格への近道であることは間違いないかと思いますが、費用の面では受験費用や入学金などを考えると、塾代まではなかなか難しいという方も多いかと思います。
今回ご紹介したような、スタディサプリなどのオンライン講座をうまく利用して、挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、イベントや受験に関する情報、面接などにも役立つので読売中高校生新聞を購読することをお勧めします。毎週金曜発行で、月額850円で、親も子供にも役立つことが色々掲載されています。
我が家もここで受験イベントなどを知ったりして、結構助かりましたし単純に読んでいて面白いです。
総合型選抜入試に興味のある方は、まずは無料で試せるものなどで情報を集めたり、お手頃価格で勉強できる方法もあるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。