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サンアントニオ観光に欠かせない、年間250万人以上の人が訪れるという人気のスポットです。まさにダウンタウンの中心に位置し、毎日多くの観光客でにぎわっています。
アラモの砦(アラモ伝道所)The Alamoとは
1970年代にスペインの神父によって建てられた伝道所で、その後1800年代初めからはメキシコ軍の駐屯地として使用されていました。
スペインの植民地時代の布教やその時代の建築様式などを知ることができる貴重な建物として世界遺産にも登録されています。
また、何よりもここが有名となったのは1836年のアラモの戦いに他なりません。
映画にまでなった、テキサスを愛してメキシコからの独立を求めて戦い、死んでいった189人のアメリカ人ヒーローの歴史が、今なお観光客を魅了しています。
その当時のテキサスはアメリカの移住者が増えアラモ伝道所は、アメリカ軍の駐屯地となっていました。
また、メキシコの独裁政治から自治権を求める動きが活発になってきたことから、メキシコ軍が4000人もの軍を送り込みます。
アメリカ兵はたったの189人に対し4000人もの兵に、屈服することなく勝利は死しかないとないと決意します。
アメリカ兵の指揮官であるウイリアム トラビスは全員を広場に集め、自分の前に刀で線を引き
「私と死ぬまで戦うものだけ線を越えろ」と言いました。
一人を除く188人が躊躇することなくトラビスと戦い、
13日間の戦いは全員の死によって幕を閉じました。
その兵士たちの像がとなりアラモの砦の前に立っています。
また、アラモの砦の中央部にある聖堂には、189人の勇者たちの遺品が展示されています。
そして、アラモの戦いの46日後、メキシコ軍はトラビスの思いを受け継いだアメリカ共和国軍に反撃にあい、陥落。1845年にテキサスは独立を果たします。
この時の指揮官であるサムヒューストンの
「Remember the Alamo」
(アラモを忘れるな)
の合言葉は今でも語り継がれています。
このアラモが舞台の映画、13日間に渡り壮絶な戦いを繰り広げた男たちの伝説“アラモ砦の戦い”を壮大なスケールで描いた映画を見てから行けば、楽しさも倍増です。
アクセス
サンアントニオのダウンタウンの中心リバーウォークのそばです。
営業時間
ピークシーズン(5月28日-9月6日)
午前9時から午後7時
オフピークシーズン(9月7日〜5月27日)
午前9時〜午後5時30分
クリスマスは休業
駐車場
専用パーキングなし
付近に公共のパーキングがあり
3時間15ドル 5時間20ドル 程度
料金
ガイド付きツアー
1時間のガイドの説明を受けながらの見学
大人$ 40
子供(12歳以下)$ 30
オーディオガイド
約45分のオーディオガイドをレンタルできます。アラモの歴史家のインタビューやあら物語を詳しく知りたいという方はぜひ。
大人/子供ともに$ 9 日本語あり
アラモの砦
予約時間の10分前に集合して入場します。
飲食や撮影は禁止されています。
また帽子は脱がなければなりません。
パンフレットより




まとめ
サンアントニオに行くまでは全く興味もなかったアラモの砦ですが、その場所の背景や物語を知ると歴史の重みや人々の思いに心を動かされ、違った場所に見えました。
命懸けで独立を求めて戦った地、アラモの砦。
サンアントニオに来たら是非訪れてみてはいかがでしょうか。