メサベルデとは
コロラド州にある北米最大級の古代先住民の遺跡群。
メサベルデとは、緑のテーブルという意味で、緑の広大な台地が広がる場所です。
アメリカ初のユネスコ世界文化遺産です。
今から700年～1400年ほど前に断崖絶壁に建てられた住居が、5000近くある想像を絶する広さでした。
メサベルデへのアクセス
私たちはテキサスから車で来たのですが、かなり遠いので【16時間くらい？】
日本から来られる場合は、ラスベガスからか、フェニックスから、レンタカーが現実的かと思います。
メサベルデの入場料
自家用車（5月1日～10月22日）
30.00ドル
オートバイ（5月1日～10月22日）
25.00ドル
1人あたり（5月1日～10月22日）
15.00ドル
自家用車（10月23日～4月30日）
20.00ドル
1人あたり（10月23日～12月31日）
15.00ドル
オートバイ（10月23日～4月30日）
15.00ドル
メサベルデは季節によって、入場料が変わります。
我が家は今回他の国立公園にも行く予定の為、
「アメリカビューティフルパス」を購入
こちらのアメリカビューティフルパスは、1年で＄８０
1,000 か所を超えるアメリカの国立公園で利用できます。
あらゆる国立公園の入場ゲートか、インターネットでも購入可能です。
興味のある方は下記から
メサベルデのまわり方
メサベルデはとにかく広大です。
地図をご覧いただくとわかるように、様々な場所に見どころがあります。
2024年現在は、地図の左下方面べザリルメサエリアは、修復作業のために閉鎖されています。
今回我々が見学したのは右下側の遺跡群。
園内は、入口から遺跡群まで車で30分ほどかかります。
メサベルデは車でそれぞれのビュースポットまで行き、
車を置いて約10分程度歩いて遠くから崖の遺跡を眺めるか、
レンジャーツアーに参加すれば、遺跡の内部を徒歩で見学できます。
レンジャーツアーは2週間前からWEB予約ができます。
筆者はドライブ旅行で、時間と日にちが読めなかったため、当日券を買おうと思っていったのですが、13時に到着したときにはすでに完売でした。
そのため、スポットごとに車を停めて見学するしましたが、十分古代遺跡を満喫できました。
また、レンジャーツアーは急な崖を歩いたり、長いはしごを登る必要があるため、体力に自信のない方にはお勧めできません。
レンジャーツアーについて
クリフパレスレンジャーツアー
メサベルデの顔ともいえる圏内最大の遺跡を巡るツアーです。
レンジャーが案内するこの 45 分間のツアーで、凹凸のある石段を下り、4 つのはしごを登ります。標高差は 30 mです。歩行距離は合計 約0.4 kmです。
料金は８ドル
下記からホームページで紹介されている映像をご覧いただけます。
Video (U.S. National Park Service)
説明を読んでいると簡単そうですが、私がクリフパレスを見学した際に
ちょうどツアーの参加者をみましたが、崖の梯子を上っているところが遠くから見えて、足がすくみました。
正直、参加しなくてよかったかなと。
体力と高所に自信がある方にお勧めです。
バルコニーハウスレンジャーツアー
バルコニー ハウスのツアーは、公園内で最も冒険的なツアーです。
気の弱い人には向きません。何本もの高いはしごを登り、狭いトンネルを四つん這いで通り抜け、800 年以上前に使われていたのと同じ通路を探検します。
料金は８ドル
下記からホームページで紹介されている映像をご覧いただけます。
Video (U.S. National Park Service)
バックカントリーツアー
メサヴェルデの奥地に案内し、公園内であまり知られていない崖の住居を見学します。バックカントリー ツアーは 5 月 24 日から 1 日 1 回開催。
参加者は 10 名までです。
スクエアタワーハウスという公園内で最も高い崖の住居の 1です。メサ トップ ループを訪れると展望台から素晴らしい景色を眺めることができます。レンジャーが案内するこの 90 分間の厳しいツアーは、 舗装されていない凸凹した道を 1.6 kmを往復するものです。
急な崖、ジグザグの道、はしごがあります。岩をよじ登り、3狭い崖を歩き、急な砂利道を進み、補助なしではしごを下りたり登ったりできる必要があります。
料金は２５ドルです。
メサベルデを歩く
ゲートを過ぎてほどなくビジターセンターがあります。
こちらによってまずは情報収集をしましょう。
トイレもきれいで整備されているため、ここを利用するのがおすすめです。
その後はまた車で各ポイントへ
クリフパレスのツアーの集合場所へは、ビジターセンターから車で３０分ほど。
参加しない方もここで車を降ります。
穏やかに整備された道を１０分ほど歩きます。
ここがツアーに集合場所。
参加しない場合も、ここからクリフパレスが見えます。
メサベルデであまり時間が取れない人も、ここだけは見学しましょう。
午後はちょうど西日が差してきれいな写真が取れます。
もう１か所おすすめするのは、スクエアータワーハウス
クリフパレスから車ですぐです。
車をおりてここも１０分ほど歩くと、崖の下にタワーハウスが見えます。
小さく見えますが、メサベルデで一番の高さ８メートルのタワー住居です。
まとめ
メサベルデをしっかりと楽しむためには２日ほどかけて、レンジャーツアーに参加したり、自分のペースでめぐるのもいいでしょう。
筆者は時間がなくて、滞在時間は４時間ほどでしたが、クリフパレスや、タワーハウスをみて、展望スポットを５か所ほどめぐることができました。
５０００か所と言われるほどですから、随所に住居跡が見られます。
また、車窓から見る景色も最高です。
メサベルデ内に宿泊したい場合はFar View Lodgeへ。
圏内唯一のホテルなので早めの予約がおすすめです。
メサベルデは標高が２０００メートルと高く、空に近いからか空が青く澄んでいます。
また、標高のおかげで暑さをあまり感じません。
ただ、空気が薄いということで、体調は万全に余裕をもって旅をしましょう。
ここに住んでいた古代の先住民は、緑の大地でトウモロコシや豆を育て、鹿を飼育して暮らしていたたそうです。
当時の平均寿命は３４歳。
平均身長は男性で１６３センチ、女性で１５２センチだったそうです。
冬はきっと雪に閉ざされたであろうこの断崖に立つ家を眺めていると、古代の先住民への郷愁とロマンを感じずにはいられません。
機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。
