テキサス アメリカで2番目に大きいパロデュロキャニオン州立公園 

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今回はパロデュロキャニオンに行ってきたお話です。グランドキャニオンに次ぐ規模の渓谷ということで、景色も迫力も最高でした。

パロデュロキャニオンとは

アメリカで渓谷と言えば、グランドキャニオンが有名です。

私も最近まで知らなかったのですが、アメリカで2番目に大きいキャニオンが、このパロデュロキャニオンです。

パロデュロキャニオンは、深さが1600mのグランドキャニオンと比べると、約240mと浅いものの広さはかなりあります。

また、自分の車で渓谷の谷底まで降りていくことができます。

谷底には様々なトレイルコースがあり、渓谷の景色を楽しみながら、本格的に登って行くコースや、自然の中をピクニックする緩やかなコースなど、それぞれの楽しみ方ができます。

 

パロデュロキャニオンへの行き方・料金

パロデュロキャニオンは、テキサス州の北西部にあります。

ダラスから飛行機で1時間、

車で6時間です。

アマリロという街に宿泊して、ゆっくり散策するのがおすすめ。

アマリロからは、車で約40分です。

入園料

一般     $8

12歳以下  無料

 

パロデュロキャニオンを歩く

パロデュロキャニオンには、17種類のトレイルがあります。

初心者向きから、本格的なコースまで様々です。

短いコースだと30分から楽しめます。

自分に合ったコースを選んで、車で最寄りのパーキングまで行って、そこから歩き始めます。

 

一番人気のコース

こちらの公園で最も人気のあるコースは、ライトハウスというコースです。
灯台のように見える岩に向かって歩くコースで、

レベルは中級片道4.5キロ往復で4時間のコースです。

私もこのコースに行ってきました。

出発地点には、お水と塩、スナック、日焼け止めを持っていくように書かれてあります。

私が行った日は晴天ですが、気温はマイナス10度でしたので、あまりのどは乾きませんでしたが、お菓子は役立ちました。やはり歩くとお腹かすきます。

道には写真のようにポールが立っているので、これを目印に進んでいきます。

番号が振られていますので、迷わず目的地まで行くことができると思います。

こんな感じの平坦でわかりやすい道がほとんどです。

途中は美しい地層を眺めることができ、雄大な自然を満喫できます。

番号は27番まであります。

目安に進んでください。

途中は怖い道もなく、比較的歩きやすいところばかりです。

27番までくると、最後の難関、崖登りです。

これは、結構きついです。

ここが我が家が登った頂上です。

実は怖すぎて(高所恐怖症)でこれ以上進めませんでした・・・

日本なら、何かつかまる所や安全対策がされているのでしょうが、何しろ手付かずの自然のままです。

手すりやロープなどもないので、この崖に登ったまではよかったのですが、これより先の頂上部分は風も強く、手放しで歩くことはできませんでした。

そして、行きはよかったけれど、降りるのはかなり怖かったです。

それでも、途中の景色を十分に堪能できたので大満足です。

 

時間的には、表記されていた4時間はかからず、往復で3時間でした。

私は歩くのが早いほうではありませんし、途中写真を撮ったりしても4時間はかからないと思います。

 

時間があれば他のコースも行きたかったのですが、このあと6時間かけて家へ帰る日だったため断念しました。

 

キャニオンへ行く際の服装

今回気軽に考えて、ジーパンにスニーカー、帽子をかぶって行きましたが、他の人は結構本格的な服装でした。

トレッキングシューズにリュック、登山用の服装にストックも持っている方もいました。

実際、最後の崖では、スニーカーでは滑ってしまってきつかったです。

もちろん、ライトハウスというコースは、ほとんどの場所はなだらかで、景色を楽しめます。自分で好きな場所まで歩いて、帰ってくるというのもありかなと思います。

その場合は軽装でも大丈夫です。

日差しが強いので、日焼け止め、帽子、サングラスは必須です。

また、軍手などもあると崖を登る時役立ちます。

キャニオン近くアマリロでお薦めのホテル

パロデュロキャニオンの公園内にも、宿泊できるロッジのようなものがあるのですが、そもそもインドア派の我が家には敷居が高かったため、アマリロという最寄りの街に宿泊しました。

アマリロは、ルート66の中間地点で有名な街です。

今回泊まったホテルは、Drury Inn & Suites Amarillo です。

このホテル、アマリロに行くなら、絶対お勧めのホテルです。

このホテルがなぜお勧めかというと、夕方5時半から無料の夕食がでるのです!

アマリロまでは多くの場合、長距離ドライブの後が多いかと思います。

そんな時、ホテルで夕飯が頂けるのは本当にありがたい。

しかも、フリードリンク、アルコールも3杯まで無料という太っ腹。


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品数は多くはないのですが、

日替わりでメイン、スープ、サラダがあり、ナチョスやポップコーン、ホットドッグが食べられます。

もちろん食べ放題です。


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お部屋は至ってシンプルですが、広さも十分で清潔感があり、お風呂のお湯の出具合も最高でした。

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また、ホテル内にはプールやホットタブがあり、大人も子供も疲れた身体を温泉気分で癒せます。

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我が家が泊まった日は約150ドルでした。

朝食、夕食も食べられて150ドルはお得です。

もっと安い時期もあるようです。

agoda-Drury Inn and Suites Amarillo

Expedia-Drury Inn and Suites Amarillo

Hotels.com-Drury Inn and Suites Amarillo

Trip.com-Drury Inn and Suites Amarillo

 

アマリロ周辺の観光スポット

パロデュロキャニオンは勿論ですが、

アマリロに来たらとりあえずは行くべき場所が他にもあります。

ルート66ミッドウェイポイント

ルート66ってなんぞや?という方もいらっしゃるかもしれないので、念のためご説明すると、1926年から1985年に発展した国道のことです。

シカゴからサンタモニカまでを結んだアメリカの大動脈で、8つの州にまたがり、300以上の街を通過する全長3800kmの道です。

アメリカ南西部の経済や産業の発展に大きく貢献した歴史ある道路で、この道路沿いに

ファーストフード店や、モーテルが次々に生まれ、アメリカの文化にも大きく影響したといわれています。

実際にアメリカのドラマ、映画、PVなどにもたびたび登場します。

廃線となってからも、根強いファンが保護活動をしていたりして、昔の建物を復旧させたりもしているそうです。

そのルート66の、シカゴとサンタモニカのちょうど中間地点の場所がここです。

我々が行ったときに、ちょうどバスでやってきた学生たちがいました。

なんと、オーストラリアの学生で、ロサンゼルスからマイアミまでを横断旅行中だそうで、先生の合図でミッドポイントのラインに座って記念撮影をしていました。

日本では考えられないダイナミックな学生旅行、うらやましい限りです。
こんな時期に、みんなでアメリカ横断なんて経験をしたら、人生観変わるだろうなあ。

 

 

キャデラックランチ

荒野の中に突然出没するキャデラックたちは、近年インスタ映えスポットとして、人を呼ぶために作られたのとかと思いきや、1974年にアマリロの大富豪が、アーティストグループとともに作ったそう。
ヴィンテージのキャデラックが10台、地面に突き刺さっているその光景はなかなか面白いです。スプレー缶を買っていって自分でペイントして、自分色に染めるのも楽しいかもしれません。

キャデラックランチのすぐ近くのお店に、お土産物やスプレーがあります。

 

 

まとめ

ダラスから頑張ってドライブすれば、1泊2日で楽しめるかと思います。

パロデュロキャニオン、本当にお勧めです。

アメリカの大自然の美しさを堪能でき、心もリフレッシュできます。

また、必ず行きたいと思います。

 

皆様も、一度訪れてみてはいかがでしょうか。