子供が現地で苦労して身につけた英語。帰国後も保持させたいですよね。我が家が帰国前に考えたことからお伝えします。
帰国前に考えたこと
帰国前、子供が英語力を保持するには、どうしていけばいいのか悩みました。
帰国受験の資格のない時期の帰国だったため選択肢として考えたのは2つ。
- 日本でもインターに通わせる
- 普通の日本の学校に通わせる
インターに通うということは一条校ではない場合が多いです。
一条校とは学校教育法の第一章 総則には次のように記されていています。
「 学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。」
一条校認定校ではない場合は日本での学校の卒業資格を得ることができないのです。
日本でもIB校(国際バカロレア)も増加していますが、
そのなかでも一条校に認定されているのは53校のみ。
首都圏で帰国時通学圏と思われるインターのなかには
一条校はありませんでした。
今後子供がどう生きていくのかがわからない中で、日本人として日本での学校教育の卒業資格がないという人生はどうなんだろうと思いました。
結果、我が家は日本の公立小学校へ通うことを決めました。
生活での英語保持
日本で普通に生活を始めると、あっという間に英語は抜けていきます。
一般的には、英語の本を読むのがいいといわれていますが、実際にはなかなか習慣化できませんでした。
生活でできることとしては、英語でテレビを見ることだと思います。
Amazonプライムビデオなどで毎日見ることで、全然違います。
プライムオリジナルでは、子供向けの作品もあり、英語で見ながら英語の字幕の出るドラマもあり、毎日1話見るだけでも、リスニング力が格段に変わります。
本人が言うには1週間英語を離れると、ドラマの中の難しい単語は集中しないと聞き取れなって、字幕にたよってしまうといいます。
Amazonプライムビデオでおすすめのドラマは
『魔法のレシピ』です。
3人の女の子が主役のドラマで、食べると魔法が使える料理を作って、過去の謎を解き、悪にたちむかうというようなストーリーなので、ほどよいドキドキ感もあり、子供も大人も楽しめる内容になっています。
学校のシーンや、お料理のシーンが多く登場するので、初めに英語だけで視聴して、わからなかった部分を補足するために、英語の字幕をつけてもう一度視聴して復習しました
Amazon.co.jp: プライム・ビデオ: Prime Video
英語保持教室
帰国子女アカデミー(KA)
英語の保持という観点より帰国受験の英語対策が人気です。
渋谷系といわれる渋渋、渋幕の英語受験、さらに英語力を上げるという観点で選ばれることが多い塾です。
KAATといわれる塾の試験の順位で、志望校の絞り込みの目安にされる方も多いです。
帰国後に渋谷系以外の学校を視野に入れている場合は、英語以外の科目も考え他の塾とのかけもちをされる方もいます。
とにかく英語力をさらに上げたいという場合は、KAと聞きます。
JOBA
こちらも基本的に英語の保持を目的として利用されるのではなく、
帰国で中学、高校の受験を目的とした塾です。
ロンドンとアジアの各地など海外展開もしていている帰国生専門塾のため、受験に関しての情報も得られます。
他の帰国生の塾との比較では、個別でも見てもらえるということで選んだという方も。
教室の場所が洗足池とたまプラーザとアクセスが人によっては不便なので、ご自宅の場所によっては通い辛いかもしれません。
ena国際部
こちらも帰国受験を考えている方に人気の塾です。
アメリカにも11教室あり、テキサス州にもダラスとヒューストンでも開校されています。
帰国受験に関する情報に関しては信頼性があり、渋谷系の英語受験だけでなく、国算を含めて考えている方が選んでいる印象でバランスの良い塾という位置づけでしょうか。
enaの模試を帰国受験の指標として受ける方が多いです。
教室の場所が、渋谷や東京、西船橋などにあるため通いやすいかもしれません。
海外子女教育振興財団
英語保持ということで通わせやすい教室は、
海外子女教育振興財団の外国語保持教室です。
親の会社が会員であれば割引価格で受講できます。
毎週のクラスもあれば、スポットで受講できるサマースクールなどもあります。
帰国受験は考えていないけど、定期的に英語にふれさせたいということで通わせる方が多いかったです。
他塾に通いながら、サマースクールだけ通っているという方もいました。
Gloval Step Academy
東京都内にインターナショナルスクールを展開しているGSAグループが運営している、オンラインインタナショナルスクールです。
3歳〜12歳が対象で、レッスンはすべて英語で行われます。
英語で算数やプログラミングなど、英語以外の教科が学べるため、英語に特化するわけではなく、楽しく英語に触れあっていられることと、通塾の必要がないために親子の負担が軽減されるのが最大のメリットだと思います。
無料体験レッスンが1か月と充実しているので、じっくり考えることができます。
お迎えシスター
帰国後は日本の生活や勉強についていくのに忙しく、どこかに通わせるというのは親子ともにかなりの負担です。
そこで我が家は家庭教師を多用していました。
子供にとって一番体力的に負担にならないし、親の目が届くということもあります。
そこで大変だったことは、いい先生を探すことでした。
「お迎えシスター」はFORBESや日経新聞など多くのメディアで話題の会社です。
帰国子女の英語保持はもちろん、英検対策もあり、オンライン授業などにも対応しています。
家庭教師は相性が命なので、無料体験でお子さんに合うのか確認できるので安心です。
また、多忙なご家庭は、送迎オプションをつけることができます。
ネイティブキャンプ
とにかく話すことを続けたいという方はこちらがいいかもしれません。
帰国生は急に話す機会がなくなるため、スピーキング力が一番落ちやすいです。
話す機会を持たせたい場合には最適です。
帰国生に特化したサービスではありませんが、教材をオンラインで選ぶことができ、最大の特徴は予約が必要ないことです。フリートークと選ぶことも可能です。
自分がレッスンを受けたいときにレッスンを受け放題という優れもの。
教師はその時にオンライン上にいる人の中から選ぶことができます。
まとめ
帰国時の選択肢はご家庭ごとに様々だと思いますが、せっかく子供が身につけた英語をできるだけ保持させたいと思いますよね。
保持するということでも、帰国受験をするのかしないのかによってもずいぶん違うかと思います。
我が家が一番大切にしたことは、子供が気に入るかどうかです。
無理にさせられているものは、いつまでも続けられないし、親子の関係もギクシャクしてしまいます。
たいていの塾もオンラインスクールも無料体験期間がありますので、ネットの情報だけに惑わされず、とにかく体験してみて本人が一番気に入るものを始めてみてはいかがでしょうか。
我が家も子供に色々な体験授業を受けさせて、本人に選ばせました。
結果的には我が家は通塾はしませんでしたが、楽しんで授業を受けていました。
英語をいかに保持していく、いかに英語力をあげていくということは、親にとっても頭を悩ます問題ですが、昔に比べ選択肢も増えていますね。
何か参考になれば幸いです。