帰国子女は海外で英検を受けておこう(受験校の目安も)

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海外でも英検って受験できるってご存知ですか?英検は帰国生にとって自分の英語力の証明になる大事なもの。ぜひ駐在中にチャレンジしてください。

 

公開会場と準会場

 公開会場とは海外で4か所、英国(ロンドン)・米国(ニューヨーク・ロサンゼルス・ホノルル)は正式な会場として受験が可能です。

準会場は、学校や企業などの団体受験申込をして、英検の協会が認めた試験会場のことです。
海外では多くの日本人会や日本人学校が主体となっていて「海外特別準会場」として英検を実施しています。

英検は準会場団体の紹介等はできないため、お住まいの地域が公開会場でない場合は、
英検の実施しているかどうか、滞在都市の日本人会や日本人学校等に問い合わせてみるといいと思います。

残念ながら、準1級と1級は公開会場でしか受験できません。

私の周りでも準1級などを受けるためだけに、公開会場のある都市に子供を連れて

受験に行かれる方も結構いらっしゃいました。

applyab.eiken.or.jp

 

海外の英検の開催時期

今年の2021年の公開会場での試験を例にとると年間に3回あります。

 

第1回検定 : 
受付期間 3月25日(木)~ 4月15日(木)
一次試験:2021年5月29日(土)
二次試験:2021年6月27日(日)

第2回検定
受付期間 8月1日(日)~ 8月27日(金)
一次試験:2021年10月9日(土)
二次試験:2021年11月7日(日)

第3回検定
受付期間 11月1日(月)~ 12月10日(金)
一次試験:2022年1月22日(土)
二次試験:2022年2月20日(日)

インターネットで申し込みができます。

 

受験料

1級  170ドル

準1級 140ドル

2級  110ドル

準2級 100ドル

3級  80ドル

 

なぜ英検を受けるべきなのか

帰国子女と一言で言っても、滞在地や駐在した期間によって英語力は様々です。

しかし、帰国したときに英検を取得していれば、日本国内において英語力の証明ができます。TOEFLやTOEICは、有効期限は受験から2年とされています。

ただし英検は一度取得すれば生涯有効のため、さまざまな場面で利用することができます。

(ただし、大学のAO入試などの場合は過去2年に受験したものしか、記載できない場合もあります)

 

受験のための英検

英検を利用して帰国で受験をするには、最低でも準2級くらいを目指しておいたほうがいいでしょう。

1級~準1級が必要と言われている中学校

渋谷教育学園渋谷中学校、渋谷教育学園幕張中学校など。

校風も自由で進学実績が魅力なので帰国子女に大人気のこちらの学校です。

ほとんどの帰国生は準1級はすでに持っています。

 

準1級~2級が必要と言われている中学校

慶應湘南藤沢、三田国際、かえつ有明、宝山学園理数インター

攻玉社、広尾学園(AG)、洗足学園、頌栄女子など

 

2級~準2級が必要と言われている中学校

高輪、都立立川国際、都立白鷗

昭和女子、大妻、三輪田学園中学など

 

高校受験で必要な英検

帰国高生の高校受験において英検で有利になるには、準2級以上が求められると言われています。

ただし出願に英検が必須としている学校では、2級以上という学校もあります。

例えば、国際基督教大学高等学校の入試では、日本人学校出身者は2級以上、インターナショナルスクールまたは現地校出身者は準1級以上が必須です。

同志社国際高校の帰国生入試で特別推薦入試(入試当日は面接のみ)も準1級が必要です。

2級を持っていると当日の英語試験は免除や、もともと加点される学校などもあります。このメリットを享受するためには、やはり2級がひとつの目安でしょうか。

 

大学受験で必要な英検

大学受験となると早慶の帰国子女受験で合格するためには、英検1級は必須といわれています。

上智大学の一部の学部では、英検2級が出願資格となっています。

準1級があれば、英検での出願を認めている大学であれば、すべてに出願することが可能になります。

しかし、人気大学や人気学部に合格するには、より高い級を取得しておくことが必要です。特に英語圏に住んでいた方は、高い英語力を求められますので、出願資格よりも一段階上を目指す必要があるかと思います。

英語を極めれば英語のみで受験できる学校も

帰国受験を考えている人、ほかの教科も一緒に勉強するのは実際結構きついですよね。

帰国枠で受験の際、英語を重視している学校が多数あります。

英検などの英語力の証明があれば、筆記試験が免除され、英語のエッセイや作文等と面接のみ(英語面接・日本語面接は様々)という学校も存在します。

例えば、中学受験では、都立立川国際、都立白鴎、東京学芸大国際、桐朋女子、富士見丘、大妻中野、宝山学園理数インターなどです。

高校でも工学院大学附属高等学校は準一級があれば、英語の試験は満点扱いになったり、法政大学国際高等学校のIB入試でも準1級以上あれば、英語小論文を免除となります。

大学となると、出願資格として英語必要な場合もありますので英検をとっておいては間違いありません。

我が子の英検受験体験

インターに通い始めて2年めごろ英語が話せるようになってから、英検を受験させました。

英検を受験された方は感じると思いますが、3級と準2級だと

ずいぶん単語のレベルが違います。

慣れさせるためなら3級から受けてもいいかもしれませんが、

帰国までにあまり時間がないなら、準2級くらいから受験してもいいかなと思います。

うちは準2級から受けました。

ただし、普段使用している単語が限定的なので、英検独特の単語を覚える必要があります。過去問をさせることはマストです。最低この2冊は絶対必要です。

 

 
現地では送料がかなり高額になりますし、お持ちでない場合は同じ旺文社のこちらがおすすめです。
 

 

こちらの旺文社 英検ネットドリルは、和訳をワンクリックで表示することができたり、発音もワンクリックで聞くことができます。
解答や解説の自動で表示されるので、CDを聴いたり、答えを見る手間が省けます。

しかも一度間違えた問題を効率よく復習できる弱点チェックなど機能があるため、効率よく勉強できます。

 

おそらく現地校やインターに通っている子供は、文章を読むことには慣れているので、文章自体を雰囲気でつかんで意味を想像しています。

わからない単語は前後の文章の中で想像して判断しているようです。

ですから、英検のように空欄にはどの単語が入るかという問題は苦手です。

日本の英検は独特の難しい単語が多いため、単語を並べられても知らないものが多すぎて想像力だけではたちうちできません。

ここで単語力の強化が必要になります。

しかし、パス単などでひたすら単語だけを覚えるという勉強方法は、小学生には難しかったため、過去問の中で間違えたもの、空欄にいれる単語の中で知らなかったものを繰り返しチェックすることで勉強しました。

 

また文法を学んでいないので、並べ替え問題や発音問題も慣れが必要です。

これはコツさえつかめばなんとかなります。

リスニングはおそらく容易にクリアできると思います。

小学生などは耳で覚えているもともと英語であるということと、筆記試験の内容のレベルに比して、リスニングの問題は帰国生にとってはかなり簡単に感じるレベルのようです。

 

弱点部分をこつこつやっていけば、英検2級まではそれほど難しくないと思います。

準1級になるとレベルが一気に上がって、日常で子供が使用したり、本を読んでいる中で身につく英語力では足りないため、真剣に単語をやっていかないと合格するのは難しくなるように思います。

 

英検当日ですが、 日本人学校主催の 英検の準会場では、受験番号などの記入の仕方などがわからない低学年の子供の親は、教室に入って、始まるまでの間サポートさせてくれます。

公開会場ではそういったことは認められていないようです。

 

2次試験などは、入る前のノックやマナーから着席までシミュレーションして、質問に答えることに慣れる練習をしました。

 

英検の2次試験のテーマが2級くらいになってくると、環境や政治などが入ってくるので、日本語でもなんといえばいいのかということも出てきます。とりあえず説明して一通り慣れさせておくといいかなと思います。

 

こういった勉強方法で小1の時に準2級、小2の時に2級を取得することができました。

それ以上の級は会場がそばになかったこともあり断念しました。

 

 まとめ

我が家は子供が幼稚園の時に、海外に行くことになったので英検を受験するなんて考えてもみませんでした。

でも英検を受けるメリットを知って、少し無理をしてでもチャレンジさせて良かったと思います。

帰国してからも子供なりに英検をもっていることは自信につながったように思います。

帰国後幼少期は特に、普通に日本の生活をしているとあっという間に英語を忘れてしまいますので、海外にいる間にできるだけ受験することをお勧めします。

 英検を受験するために準備した、単語力、記述力、スピーキング力は受験の際にも役立つ鉄板のスキルです。

面接などの経験も帰国受験には欠かせないものなのでやって損はないと思います。

お子様と話し合ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。