アメリカでの運転免許のとり方(裏技あり)

f:id:usakolog:20210519082150j:image

ペーパードライバー歴15年の私も無事運転免許を取得することができました。免許取得のプロセスと必要な書類を詳しく、そして運転嫌いの私が少し裏技を使って合格できたお話をしたいと思います。

 

テキサス州で運転免許の取得について

車社会のアメリカでは運転免許の取得は必須です。運転免許は州によっては公的な身分証明書となりパスポートを持ち歩く必要がなくなります。

渡米後、日本で発行してきた国際免許を持っていても、居住者は3か月以内に免許を取得することがテキサス州では決められています。

運転免許取得に関する手続きは州ごとに大きく異なりますので、お住まいの州の運転免許取得についての情報を調べる必要があります。

ここではテキサス州の運転免許についてご紹介します。

運転免許がとれる年齢

16歳以上(ただし18歳以下は既定の教育課程を受講する必要あり)

運転免許取得までの流れ

運転免許取得までの大まかな流れは下記になります。

テキサス州では、運転免許証は、TxDPS(Texas Department of Public Safety)という政府組織が運転免許証を管轄しており、書類申請などTxDPSにいくことになります。

Googlemapで「Texas Department of Public Safety」で検索すると沢山出てきます。

 

主な流れはこちら

    1. 筆記試験に合格する
    2. インパクトテキサスドライバーズ(ITD)のビデオをみて終了証を発行
    3. 免許の申請
    4. 仮免許の発行
    5. 実技試験用の車を手配
    6. 実技試験
    7. 免許証の発行

 この全ての工程を、TxDPS(Texas Department of Safety)で行うことが、

もっとも正当な運転免許証のとり方で、

一番安く運転免許証を取得することができます。

 

しかし、これが一番難しいです。

 

ちなみに上記の工程で取得する場合は、25ドルで取得できます。

 

試験で不合格になっても、90日有効でで2回の追試が可能

それでもダメだった場合はもう一度25ドル払う必要があります。

 

そこで、私は運転が下手で英語も苦手でどうしようもない人間なので、

一番お金はかかるけれども、一番楽に免許をとれる方法で取得しました。

 

筆記試験

 通常はTxDPSで筆記試験を受けます。(25ドルに含まれる)

しかしこの試験、テキサス州では英語かスペイン語しか受けることができないので、

翻訳も使えないし、私にはハードルが高い!

 

そこで、私が受講したのは

driversed.com

オンラインで授業を受講して、試験を受けられます。

通常は69.95ドルですが、いつも割引セールをやっていて、36ドルになっています。

 

オンラインでの講座が約6時間で終わると書かれていますが、読み飛ばしができない仕組みになっており、ページごとに一定の時間見ていないと、次のページに進めなくなっています。正直6時間では終わりません。

飽きたら途中で中断もできますし、中断したところから再開できます。

ぼやっとしていると、自分の住所・電話番号・生年月日を聞かれる問題も出てくるので、メモを横に置きながらの受講がおすすめです。

とっさに入力しないと時間切れでやり直しになります。

 

そして各章ごとにミニテストがあります。

10問で7割以上の正解で次へ進めます。

どうしてもわからなければ、ネットで調べたりすることもできるので通常のテストはそれほど問題ではありません。間違えても再度やり直すことができます。

 

厄介なのは動画を見た後に出題されるテストです。

10分~15分見た後に出題され間違えるとまた動画を見なければなりません

これで、同じ動画を3回くらい見る羽目になってしまって本当に嫌気がさしました。

もちろん動画は早送りもスキップもできません。

当然ですが、動画英語で字幕もないので、真剣にみていないと質問されてもわからないんですね。

しかも出題される質問がやり直すたびに違う質問になります。

動画は要注意です。

 

全ての章の勉強が終わると最終試験です。

30問で7割以上で合格です。

制限時間がありますが、落ち着いてやっても大丈夫です。

 

最終試験に合格するとメールで合格証明書が送られてきます。

その証明書を印刷し、免許申請時に提出します。

 

インパクトテキサスドライバーズ(ITD)の受講

インパクトテキサスドライバーズ(ITD)は免許取得する人は

必ず観なければならないビデオです。

https://impacttexasdrivers.dps.texas.gov/ITYD/

 

内容は、ずばり事故の体験動画です。

スマホを見ていて事故にあってこうなってしまったとか、こんなことをしたせいで事故を起こしたために人生がだいなしになったとか、そういうドキュメンタリータッチの動画です。

こちらは20分3本立てのの動画となっていて、動画の終了ごとに内容に関するテストがあります。

これも間違えると20分、動画の見直しになります。

私が動画を見直す羽目になったことは言うまでもありません。

 

すべて観終わると修了証明書がオンラインで発行されます。

印刷して免許申請時に提出します。

修了証明書の有効期限は90日間で、その期間中にに実技試験を合格しないとITDの取り直しが必要になります。

 

免許の申請 

ここで晴れて、免許の申請に行くことになります。

TxDPS(Texas Department of Safety)はGoogleMAPで探して、口コミもチェックしてみましょう。

人口の少ない田舎のほうがおすすめです。

事前にオンラインで時間指定予約をして行くとよいと聞いていたのですが、私の時はオンライン予約をしようとしたら、6か月以上先しか予約が取れない状態でした。

f:id:usakolog:20210519085006j:image

仕方がないので、田舎めのTxDPSに朝一で行って並んで当日予約券の配布を待ちました。しかし、この当日券1回めはあっけなくもらえず。

2回目はオープンの30分以上前に並びましたがダメで、4回目でようやくもらえました。

早朝に何度もTxDPSに行くのはきついです。

予約ができるなら絶対予約して行った方がいいです。

必要書類

  1. 申請料 25ドル (カード決済も可能)
  2. VISAまたはグリーンカード
  3. パスポート
  4. ソーシャルセキュリティーナンバー
  5. I-94(アメリカの入国記録)
  6. テキサス州在住を証明するもの2点                                   自身の名前の入った家の契約書、公共料金支払い書、自動車保険証など
  7. 筆記試験合格証明書
  8. インパクトテキサスドライバーズ(ITD)の終了証明書
  9. 車両登録証明書(試験を受けるときの車のもの)
  10. 自動車保険契約書(試験を受けるときの車のもの)
  11. DL-14A 申請書類(当日記入も可能)

    https://www.dps.texas.gov/internetforms/Forms/DL-14A.pdf

 ※テキサス州に在住している証明が2点用意できない場合、同居者のサインと自分のサインをいれる宣誓書を提出することがクリアできます。

https://www.dps.texas.gov/internetforms/forms/dl-5.pdf

仮免許の発行

書類が無事に受理されたら、視力検査があり、写真撮影があります。

これで晴れて仮免許を発行してもらえます。

当日、紙の「Learner’s Permit」(仮免許証)を発行してくれます。

Learner’s Permitは半年間有効です。

 

そしてこの時に、実技試験の予約をいれます。

(混みあっている場合数か月先の予約しか取れない場合も)

ちなみに私は予約は入れませんでした。

なぜならこれこそが抜け道だからです。

 

カード型になった仮免許証は後日郵送で届きます。私は1週間ほどで届きました。

 

この紙のLearner’s Permitがあれば、21歳以上のテキサス州の免許を持った人が助手席に乗っていれば、運転することが可能になります。

 

実技試験の車を用意する

運転免許の実技試験で使う車は自分で用意する必要があります。

自分の車を持っていない時は、人から借りるかレンタカーを借りることになります。

 

 実技試験

ここまでの工程は、何とかクリアできても問題は実技試験「ロードテスト」です。

そう、テキサス州は事故が多いためTxDPSでの実技試験は厳しめだという噂があります。

普段から日本で運転していた男性でも数回落ちたとか、かなり苦労しましたとお茶を濁す人もいたので、そんな試験に私が合格できるわけがない!だって、私ペーパーゴールド歴15年ですから。

そこで登場するのが

Third-party approved driving school」です。

GoogleMAPで検索すると、出てくると思います。

いわゆる自動車学校です。

日本のような自動車学校とは全然違いますが、不安な場合はレッスンを受講することもできます。

こういった学校は DPS Approved Road Tests を委託されていて、自動車学校の先生が、実技試験をしてくれるのです。

 

もちろん、TxDPSで実技を受ければ25ドルに含まれているので一番いいのですが、このサードパーティーといわれる自動車学校で受けるほうが断然易しいそうなんです。

 

お値段は100ドル前後ですが、私はダメ人間なのでこちらで受けることに。

 

GoogleMAPで検索したら、学校ごとに口コミがあるのでチェックしてみるといいと思います。

また、学校によってロードテストの走行コースパターンを公開していることがあります。

しかしTxDPSより都会にあることが多いので、走行コースが車が多かったり、難しかったりする懸念もあります。

ロードテスト用の車が用意できない場合、試験と自動車学校の車で受験するパッケージなどもありましたので、利用してもいいかもしれません。

 

実技試験の持ち物

  1. Learner’s Permit(仮免許証)紙でも実物でもOK
  2. インパクトテキサスドライバーズ(ITD)の終了証明書
  3. 自動車保険契約書

実技試験については、また次回のの記事で詳しくお話しします。

 

運転免許証の発行

無事に合格できたら、サードパーティーで受けた私は再度TxDPSに行かなければなりません。 

通常、TxDPSで合格するとその場で紙の免許証を発行してもらえます。

私はまた予約が数か月先まで取れないので、早朝に並んで当日予約券をもらいに行き、

また予約券の時間に出向きます。

サードパーティーでもらった合格の封筒(開封してはいけない)を提出します。

この時も、最初に申請した時に用意していった書類一式も持っていきましょう。

確認されたりされなかったりするみたいなのですが、ないとまた帰る羽目になるので。

 

ここでわたしは痛恨のミスをしました。

 

先日視力検査もしたし、写真も撮影したし、書類を出すだけと思ったら大間違い。

再度視力検査も、写真撮影もするのです。

連日の早朝チャレンジで疲れていた私は、ノーメイクという失態をおかします。

仮免の時は、しっかりと髪もまいて、メイクもしたのに・・・。

本番で何たるミス。

これから2年間、すっぴんの免許証を持ち歩かねばなりません。

 

とはいえここで紙の運転免許証をもらえるので、これがあればもう堂々と運転することができます。

実物は2週間程度で家に届くといわれました。

私は10日ほどで届きました。

 

結局私は25ドルでとれる免許証を、161ドルで手に入れました。

でも、このくらいなら払う価値ありますよね?

 裏技のくせに、お金が高くなるなんて・・・ですけど。

私はこのおかげで、ストレスから解放されたので大満足です。

まとめ

テキサス州の運転免許証は25ドルで取得可能です。

しかし私のように運転にも英語にも自信のない人は、筆記試験は家で受験することができます。

また、実技試験も採点が甘めになる受験方法があります。

もしも良ければ、私の様に免許を取得してみてはいかがでしょうか。

次回は実際の実技試験「ロードテスト」を受けた体験とポイント、覚えるべき英語についての記事をアップします。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

こちらの記事もおすすめです

www.usakolog.com

 

こちらの記事もおすすめです

www.usakolog.com

 

こちらの記事もおすすめです

www.usakolog.com